那覇のジュンク堂裏の水路(?)沿いにある「焼膳(やきぜん)」。炭火焼き専門の居酒屋であり、地元で人気の隠れた名店として知られています。 ゆいレールの美栄橋駅から歩いて数分です。
店内はカウンター席が7-8席にテーブルがいくつか。落ち着いた雰囲気で、そんなに大人数でお邪魔する感じではありません。女将さんの感じが良く、気軽に話しかけてくれます。
オリオンの中瓶が650円と周辺相場に準じた価格設定。泡盛が充実しているので、よく飲む方はボトルで注文していまうのも良いでしょう。
お通しはマグロ刺身とタコの酢味噌和え。当店の質を雄弁に物語る味わいであり、まろやかな甘みに酸味がキリッと効いたタレが調和しています。手でちぎったキャベツを出すだけで500円も請求する雑な居酒屋は滅びて欲しいところです。
県産ししとう串焼き。一般的なものよりも肉厚で、噛むと弾けるような瑞々しさが感じられます。炭火で炙ることで皮の香ばしさが引き立ち、内側にはししとう特有の爽やかな苦みとほのかな甘みが閉じ込められています。
サラダは普通のサラダですね。普通に美味しいのですが、これなら焼き物のお野菜をたくさん注文すれば良かったなあというお気持ちです。
マグロのカマの塩焼き。サイズはそれほど大きくはないのですが可食部はたっぷり。骨の周りの身は脂がよく乗っており、口の中でとろけるような食感と、加熱によって凝縮されたマグロの濃厚な旨みを楽しみます。
串焼5本盛り。濃厚な甘辛いタレが絡み、臭みの全くないトロリとした「レバー」から始まり、脂の甘みが弾ける「ぼんじり」、弾力ある食感から肉汁が溢れる「モモ」、プリッとした独特の歯ごたえが楽しい「ハツ」、そしてカリッと焼かれた脂身が香ばしい「豚バラ」へと続きます。この5本が千円を切るのだから、東京のバカ高い焼鳥は何なんだというお気持ちです。
手作りギョーザのタネは何とお魚。肉よりも遥かに軽やかで、魚介特有の清涼感のある後味が特長的。お酒のアテとしても優秀で、特に白ワインや日本酒との相性は抜群。「焼き鳥屋で魚の餃子」という意外性が、この店の懐の深さを象徴しています。
以上を食べ、軽く飲んでお会計は5千円を切りました。最高か。串焼きだけでなく、焼き物そのものとしてのバリエーションが方法なのがいいですね。魚介類も豊富で、肉ばっかりそんな食べれないよという方でも一緒に楽しめます。豊富なメニューを制覇するために、お腹を空かせて訪れましょう。
関連記事寒い季節は沖縄で暮らしているので、旅行やゴルフだけで沖縄に来る人よりかは一歩踏み込んでいるつもりです。沖縄の人ってネットに書き込みしないから、内地の人が知らない名店が結構多いです。
沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。