高級レストラン"また行きたい"偏差値【2025年最新版】

  • フレンチ イタリアン 中韓焼肉 和食 その他 
  • 私の主観的な"また行きたい"偏差値です。味や店の優劣ではありません。


【保存版】高級レストランでナメられないためのマナー集

高級レストランには一種独特の雰囲気があります。「なんだか店に値踏みされているようで居心地が悪い」と感じる方が多いかもしれませんが、その通り、店は客のことを値踏みしています。

「お客様は平等に扱う」なんてのは大ウソです。レストラン業界には『ソワニエ(大切におもてなしするべき客)』という言葉があるくらいであり、一流の客や金払いの良い常連・重い客に対しては恭しく接し、どう見ても場慣れしていない一見客に対しては、人間だもの、おざなりな対応になるものです。

そこで、「高級レストランにあまり行ったことは無いが、ナメられたくはない」と考えるワガママな貴方のために、高級レストランにおけるマナーを整理しました。結構な長文となってしまったので是非ブックマークして頂き、必要に応じて読み返して頂けると幸いです。

吟魚のはなれ 吟チロリ(ぎんちろり)/富山駅

富山で急激に勢いを増す海鮮居酒屋「吟魚(ぎんぎょ)」グループ。この日は2号店の「吟魚のはなれ 吟チロリ(ぎんちろり)」にお邪魔しました。食べログでは総本山と共に百名店に選出されています。富山駅からは歩いて10分くらいかな。
店内は祝祭的な賑やかさがあり、カウンターにもテーブルにもギッチギチに客が埋まっています。とりわけカウンター席は狭く感じるのですが、まあ、安くて旨い居酒屋なのだから仕方ないと言えば仕方ありません。賑やかに飲むことを決意して訪れましょう。
日本酒は富山の地酒を豊富に揃えており、日によっては「勝駒」などのレアものも置かれているそうです。日本酒やビールのほか、ギャルが好みそうな創作的なサワー(?)なども用意されていました。
さっそく「吟魚の100円のアレ」が届きました。いわゆる魚のアラ煮なのですが、味の良く沁みた旨い魚がたっぷり入ってたった100円という破格の値付け。食材を無駄にしないという哲学も感じられて素晴らしい 。
刺身盛り合わせは800円。その日水揚げされた8種類から9種類もの新鮮な魚介が盛り込まれており、信じがたい費用対効果です。聞いたことのない近海物のタネも含まれるのも嬉しい。
吟魚サラダ。新鮮な野菜が盛りに盛り込まれています。面白いのは左下の「自家製ツナ」で、ネギトロに火を通したような独特の口当たり。ありそうでない、アイデア賞な具材です。
名物の「地だこのすり身揚げ」。熱々でふわふわとした食感の中にタコの旨味が凝縮されており、魚介を創造的に活用する店の姿勢を象徴するひと品です。
炙りアジと水ナスの山椒オイル和え。香ばしく炙られたアジの旨味と、水ナスの瑞々しい甘さが調和したひと品。まず口に広がるのは皮目を炙ったアジの香ばしい風味と、じわりと溶け出した脂の濃厚な甘み。そこへフルーツのように甘くサクッとした食感の水ナスが、爽やかな後味をもたらします。全体の味をキリリと引き締めるのが山椒オイルの存在で、舌の上でピリリと弾ける爽快な刺激と、鼻に抜ける清涼な香りが、アジの脂をさっぱりとさせ、料理に立体感を与えています。
海鮮春巻き。色んな魚介類が薄くパリッとした春巻きの皮に包まれます。パリパリの皮の中から、魚介の旨味が凝縮された熱々の餡がとろけ出す。
〆の食事に「トロたく のっけ寿司」。脂ののったトロと、シャキシャキのたくあんがカッパ巻きの上に豪快に盛り付けられます。主役は当然にトロで、舌の上でじんわりとろける芳醇な甘みが堪りません。
以上を食べ、そこそこ飲んでお会計は7千円ほど。上質な魚介類を山ほど食べてこの支払金額は実にお値打ち。酒も良く、海鮮居酒屋の最高峰とも言うべきお店でしょう。広告宣伝費をほとんどかけず、SNSと口コミのみで集客しているのも良いですね。恐らくその分が直接材料費に充てられているのでしょう。次回は季節を変えて、その旬の魚介類を楽しみにお邪魔したいと思います。全店舗制覇しようかな。

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富山は食の宝庫。天然の生け簀である富山湾にジビエや山菜が豊富な山々、そして米と水。レストランのレベルは非常に高く、支払金額は東京の3割引~半額の印象です。だいぶ調子に乗ってきた金沢が嫌な方は是非とも富山に。

待機児童ゼロ、結婚した女性の離職率の低さ、貧困の少なさ、公教育の水準の高さなど、日本型の「北欧社会」が富山県にはあると分析する1冊。10年間にわたって富山県でのフィールドワークを続けてきた財政学者の視点が興味深い。

ビストロアポロン(Bistro Apollon)/目黒

紅虎餃子房で知られる「際コーポレーション」の新業態「ビストロアポロン(Bistro Apollon)」。権之助坂の中腹あった「万豚記(ワンツーチィ)」を閉め、新たにビストロとして生まれ変わりました。
入り口付近に小さなテーブルはあるものの、基本的にはカウンター席のみのビストロ。カウンターにズラリと並ぶお惣菜が目に美味しい。広尾の「epice t.(エピス)」にせよ、作り置きの料理が充実していると間延びせずバンバンつまむことができるので、せっかちな私にピッタリです。
暑い日だったので、序盤はビールやスパークリングワインを楽しんでいたのですが、「もしよく飲むのであれば」とボトル1本が2,500円という謎にお得なキャンペーンをご案内頂けました。これはいい、すごくいい。
お通しはハムとフムス。ざっかけないお口取りですが原則的な旨さがあり、今後の展開に期待を抱かせます。
お惣菜(おばんざい?)は1皿500円均一とのことで、好きなものを好きなだけ注文します。こちらは「タコとクスクスのサラダ」。タコの弾力ある食感と、クスクスの軽やかな粒感が絶妙に調和しています。
スルメイカとズッキーニ。フランス料理に和のエッセンスを取り入れた独創的なひと品で、スルメイカのコリッとした歯応えと、ズッキーニのシャキッとした食感が対比を成し、肝を活かしたソースが濃厚な旨味とコクを加えます。ほのかな苦味と磯の香りから、ちょっと日本酒が欲しくなりました。
ルッコラとペコリーノチーズのサラダ。これはもう、名前の通りのひと皿で、料理というよりは材料でした。悪くはないのですが、これならお惣菜を追加した方が楽しかったかな。
イワシは目の前の総菜皿にあったのですが、注文後にオーブンでじっくり焼いてくれました。イワシの濃厚な旨味とほのかな青みが、じっくりと焼き上げることで香ばしさと共に引き立ちます。ホクホクとしたニンニクの食感も後を引く美味しさ。
パテ・ド・カンパーニュ。しっとりとした食感と肉の深い旨味が広がります。なのですが、ちょっと口当たりが滑らかすぎるかな。個人的には粗挽きでザクザクな食感がすち。スライスもやや薄く感じました。
茄子と万願寺唐辛子でしょうか、和食のエッセンスを取り入れ、というか四捨五入すると和食であり、日本人として心温まる味覚です。こちらも日本酒が欲しくなる。
生アジフライ。冷凍してない新鮮なアジを生パン粉でフライにしているそうで、プリッとしたアジの身は、その鮮度ゆえに甘みと旨味が際立ちます。酸味のきいたタルタルソースも爽やかな仕上がりです。
ウズラのロースト。豚ひき肉とソテーしたマッシュルームが詰まっており、皮はパリッと香ばしく、中はジューシーで濃厚な旨味が広がります。ただ、ウズラの肉そのものはちょっと冷凍焼けのようなニュアンスが感じられ、ちょっと勿体なく感じました。
〆のパスタは麻辣醤(だっけ?)のアラビアータ風。トマトベースのアラビアータソースに、麻辣醤の痺れる辛味が加わります。夏の夜に冷えた白ワインと合わせるにピッタリの刺激的なパスタです。
以上を食べ、そこそこ飲んでお会計はひとりあたり6-7千円といったところ。ビストロと称しているものの純粋なフランス料理というよりは洋風居酒屋といった方向性であり、これはこれでありよりのあり。個人的には総菜ラインナップがツボだったので、次回は0次会や2次会でサク飲みしたいと思います。

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目黒は焼鳥やトンカツ、カレーにラーメンと生活に密着した飲食店が多く、そのいずれのレベルも高い。地味ですが豊かな食生活が約束されている街です。
市や区など狭い範囲で深い情報を紹介する街ラブ本シリーズ。2015年の『目黒本』発売から約4年の年月を経て、最新版が登場!本誌は目黒に住んでいる人や働いている人に向けて、DEEPな目線で街を紹介するガイドブックです。

ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化し◎〇△×と記した

年間を通じて外泊が多いので、ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化しました。

◎〇△×と記していますが、これは私が滞在した時点における感想であり、価格や為替の変動、混雑度合い、当時のスタッフの対応など偶然に因る部分も多いので、話半分に捉えてください。また、ハイアットやヒルトンは最上級会員であり、ひらまつは株主なので、素で予約する場合とは対応が異なるかもしれません。

費用対効果も重要視しています。お金に糸目をつけないお金持ちの方々とは観点が異なることをご承知おきください。

ところで、私は子連れ客とそれをコントロールできない宿泊施設を憎んでおり、そういった客層が支配的なホテルは自然と△や×が多くなります。しかしながら、これは見方を変えれば家族旅行に向いたホテルを選ぶ指標となり得るかもしれません。


【ハイアット】
<北海道>

<関東>
△:ハイアットリージェンシー東京ベイ

meli melo (メリメロ) /すすきの(札幌)

札幌の円山からすすきのへと移転したミシュラン1ツ星フレンチ「meli melo (メリメロ)」。オーナーシェフは函館出身であり、日仏のレストランで腕を磨いたのちに独立しました。お店は狸小路わきの雑居ビル2階に位置します。
ランチは12:00、ディナーは18:00・20:30の2部制であり、いずれも一斉スタートです。私は12:00での予約なので10分ほど前に訪れたのですが、あれ、なんか、真っ暗。ドアも開かない。何この超嫌な予感。食材の段ボール箱とか転がってるし。。。でも俺、予約サイト経由で事前決済前払いで予約しているのに。。。
しかしこれも何かの演出かもしれないと念のため12:00までは待つものの店内に人気は無く、灯が点ることもありません。ちーん。

お店に電話をかけると留守番電話のみで何処ぞへ転送されることもありません。仕方なしに予約サイトであるポケットコンシェルジュ社の代表番号に架電すると1コールで感じの良い女性の声が飛び出てきました。

手短に事情を説明すると、これからマッハで調査し10分ほどで第一報を入れるが、私の予定もあるだろうから一旦は解散してもらってもOKとの回答。10分ぐらいなら店の前で待ってみるかあとその旨お伝えし、一旦は電話を切ります。
きっかり10分後にポケットコンシェルジュ社より電話があり、全社一丸となってオーナーシェフの個人携帯やら何やらに連絡を試みているが、今のところ連絡がつかないとのこと。なので、「必ず誠実にご対応させて頂くことを約束しますので、〇〇様(私の名)のご予定もおありでしょうから、今日のところは一旦その場を離れて下さって結構です」とご案内頂きました。

この発言にはちょっと感心したなあ。正午過ぎのお昼休憩中の電話番が「必ず誠実にご対応させて頂くことを約束します」と言い切れるのは会社の姿勢として天晴れ。事態は何も変わっていませんが、ポケットコンシェルジュ社に好印象を抱いたことは確かです。
彼女の言葉を信じ、とりあえずランチは近所のスープカレー屋にお邪魔しました。今回の札幌滞在は1泊2日の強行軍であり、食事は夜昼夜と3回しかチャンスが無かったのでレストランを厳選したつもりだったのですが、その結果が千円かそこらのスープカレーとなるのはぴえんこえてぱおんです。

メリメロでのランチにはそれなりに時間がかかるだろうと予定を立てていたのにポッカリと時間が空いてしまったので、スタバでベンティサイズを注文し時間をつぶします。

15時頃にピロリンとスマホが光る。件名の無いe-mailだったのでスパムか何かかなあと思いながら開いてみると、メリメロのオーナーシェフからでした。
え!これだけ!?わざわざ東京から前金で予約している客の予定をすっぽかしておいてこのメール1通でおしまい!?それ料理人以前に社会人としてヤバくない?てゆーか日本語もヤバくない!?
ちなみにこの文章は当店の公式ウェブサイトにあるメッセージですが、「洗練されていて簡素であること」と声高に謳っています。なるほどトラブル対応も洗練されていて簡素です。
ちなみにドタキャン客からは当日キャンセルの場合100%、前日キャンセルの場合50%のキャンセル料を徴収しているようです。ちなみに私は事前決済で既にお金を支払っており、お店側から当日キャンセル(というかノーショー)されましたが、洗練されていて簡素なメール1本で全てが片付けられました。不動産業界なら手付の倍返しの事案です。

しばらくするとポケットコンシェルジュ社の担当営業から電話があり、
  • 現在LINEで連絡が取れただけで電話などは繋がらない。引き続き調査中。
  • 既にお支払い頂いている金額の返金手続きは済ませた。
  • 同様の被害者が増えないよう、一旦メリメロの予約を停止した。
との報告を受けました。なるほど確かに予約は停止されています。仕事が早い。
そういえばさっきシェフから火に油を注ぐようなメールが1本だけ届きましたよ、と、その内容を担当営業に伝えると、「そう、、、ですか、、、」と、まさにorzといった萎れた声が返って来、こちらが気の毒に思えてきました。

ある意味ではポケットコンシェルジュ社も被害者であり、私は彼らを詰めるつもりは更々ありません。とはいえ商流には御社が入っているので、その辺のスジは通してくださいね、とだけ伝えて電話は終了。担当営業は「この電話はあくまで経過報告であって、必ず誠実にご対応させて頂きます。続報をお待ち下さい」と心のこもった言葉。いい会社だなあ。
東京に戻った翌朝、民意を問うてみようとツイッターでつぶやいてみると、様々なコメントがリツイートと共に寄せられました。
ほほう、そもそもそういう芸風なのですね。だとすると、そういうお店をラインナップに加えたポケットコンシェルジュ社にも責任があるといえばあるのかもしれません。
「結局、他のツイート見てると普段からこういうことしてて、今回喧嘩売る相手間違えたっていうことなんじゃないかと思いますわ。ざまぁです」とは穏やかではありませんが、「僕がお店にお伺いした時も明らかに他の1組との扱いの差がありましたし、もう1組が遅刻しスタートが遅れたことも謝罪なしでしたから笑」という呟きから察するに、サービスに難のあるレストランなのかもしれません。接待や記念日使いには難しそうです。
なるほどクールでドライなご意見。きっとデジタルネイティブな現代っ子なのでしょう。
これはちょっと微笑ましい。
ところである筋からこういった情報提供も得ています。私が慣れぬ土地で途方に暮れ、ポケットコンシェルジュ社が対応にてんてこまいだったその時、当店のオーナーシェフは友達と遊びに行っていたとのこと。
この情報が正しいとするならば私に電話の1本ぐらい入れる時間はありそうですが、確かに楽しそうな小旅行でもあり、いま超楽しいのにたった1組の予約忘れの対応なんぞイチイチやってられなかったのかもしれません。わかる~(わからない)。

いずれにせよ、この話は本人の口から語られたわけではなく、誤解や巷談に類するものかもしれません。しかしながら、こういったゴシップがネット上に自然と流れ私の目に留まっていることを当店は真摯に受け止めるべきでしょう。

なお、その後、ポケットコンシェルジュ社からは改めてのお詫びと、再発防止のための取り組みにつき丁寧にご説明頂けました。ビジネスパーソンとしてかなりきちんとした、素敵な会社でした。
ところでその後「メリメロ軒」なる洋食レストランを、札幌駅直結の大丸札幌店8階レストラン街に監修オープンさせているそうです。
開業後しばらくたった後のグーグルマップの点数はご覧の通りで、流石だなあ。安定感がある。

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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

うな春(うなはる)/高岳(名古屋)

高岳駅から5分ほど歩いた場所にある「うな春(うなはる)」。時間が読めず予約をしたり並んだりできない場合に鰻料理専門店は便利な存在です。この日も急に思い立って予約ナシでお邪魔しましたが、快く受け入れて頂きました。
カウンターに6席にテーブル席が数卓と小上がりで、トータルでは20席強といったところ。カウンター席目の前が焼き台で炭火で焼き上げるライブ感が楽しく、食欲が増します。
なのですが、唐突に「6月から全商品一律5%増し」の怪文書が配布されました。うーん、軒先のメニューにはそんなこと一切書いて無くて、着席してからこの案内というのはどうなんでしょう。値上げするなら値上げするで黙って勝手に総額表示にメニュー更新しておけばいいのに。知らなくて良い情報をわざわざ伝えないで欲しいです。
気を取り直して「うざく」から。鰻の蒲焼きを細かくカットし、薄切りのキュウリと酢だれで和えた、夏にぴったりの爽やかな料理。脂の乗った鰻の甘みと濃いめタレのコクが酢の酸味と調和し、キュウリのみずみずしさで後味が軽やかです。
「う巻き」は香ばしく焼き上げた鰻を甘めの玉子で巻き巻きします。玉子はふんわり柔らかく、鰻よりも玉子の美味しさが際立つひと品。
肝吸い。鰻の肝を主役にした吸い物で、肝は新鮮で臭みなく、ほろ苦さと濃厚な旨味が特長的。澄んだ出汁は旨味が強く、ほのかな塩気と肝のコクが調和します。
私は「特上丼」を注文。肉厚な鰻を炭火で香ばしく焼き上げ、濃いめの甘辛タレで仕上げます。皮はパリッと香ばしく、身はふっくら柔らかで、脂の甘みが口に広がります。タレは名古屋らしい濃厚な味わいで、ゴハンに染み込み、鰻の旨味を引き立てる。ところで「全商品一律5%増し」ながらゴハンは大盛無料という謎サービス。まるで自民党の政策のようである。
お漬物は恐らく自家製で塩味は控えめ。シャキッとした食感とほのかな酸味が、濃厚な鰻のタレや脂の旨味をさっぱりと中和します。奈良漬けの濃厚で芳醇な味わいもすごくいい。
連れは「まぶし」すなわち「ひつまぶし」を注文。そのまま・薬味を加えて・出汁をかけてと定番の3パティーンの食べ方です。今から思えば「吉田屋 美濃錦 (よしだや みのきん)」のスタイルは錦糸卵などがのってかわっていたなあ。
以上を食べ、総額で1.4万円ほど。普通に美味しいし値段も悪くないのですが、なんせ「全商品一律5%増し」という不意打ちの印象が悪すぎました。5%と言えば700円程度なのですが、確実に我々を700円以上不快にさせている。あまり消費者の心理に興味が無いお店なのかもしれません。おつかれさまでした。

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仕事の都合で年間名古屋に200泊していたことがあり、その間は常に外食でした。中でも印象的なお店をまとめました。

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