高級レストラン"また行きたい"偏差値【2026年最新版】

  • フレンチ イタリアン 中韓焼肉 和食 その他 
  • 私の主観的な"また行きたい"偏差値です。味や店の優劣ではありません。


高級レストランでナメられないためのマナー集

高級レストランには一種独特の雰囲気があります。「なんだか店に値踏みされているようで居心地が悪い」と感じる方が多いかもしれませんが、その通り、店は客のことを値踏みしています。

「お客様は平等に扱う」なんてのは大ウソです。レストラン業界には『ソワニエ(大切におもてなしするべき客)』という言葉があるくらいであり、一流の客や金払いの良い常連・重い客に対しては恭しく接し、どう見ても場慣れしていない一見客に対しては、人間だもの、おざなりな対応になるものです。

そこで、「高級レストランにあまり行ったことは無いが、ナメられたくはない」と考えるワガママな貴方のために、高級レストランにおけるマナーを整理しました。結構な長文となってしまったので是非ブックマークして頂き、必要に応じて読み返して頂けると幸いです。

首里そば なかだ/首里(那覇市)

沖縄そば界隈で不動の名声を誇る「首里そば」の姉妹店「首里そば なかだ」。沖縄随一の観光名所である首里城公園の入口からほど近い場所に位置し、観光客の昼食需要を捉える上で、まさに理想的な立地。本店は数十人待ち・数十分待ちは当たり前の超人気店ですが、当店は行列が控えめ。開店と同時に訪れればスっと座れるレベルです。
古民家風情の本店とは対照的に、モダンで洗練された内装の店内。8席のカウンター席のみで構成されており、おひとりさまでも気兼ねなく食事に集中できる環境を提供しています。スタッフの接客は優しく親切で、とにかく明るい。世の中の子供たちが皆、あのように育てばいいのに。
私は700円の「首里そば(中)」に300円の「じゅうしぃ」を注文。一緒に注文した場合は100円引きとなり、総額は900円です。
「首里そば(中)」には無駄が無く、王道中の王道のビジュ。派手さはないが洗練されており、博物館に「沖縄そば」として展示したいほどです。具材は三枚肉・かまぼこ・ネギという伝統に則ったシンプルな構成であり、スープが濁らないよう紅ショウガでなく生の針生姜を用いているのがクールです。
麺は本店と同様に独特で、ゴワゴワとした食感で歯でブツブツと切れていくスタイル。細めに切られた角のある平打ち麺で、ぷつんと切れるような独特の食感を有します。

スープは限りなく透明に近い澄み切った外観が特長的で、カツオ出汁の風味が支配的。表層的な調味料に頼らず、出汁そのものの力で味を構築しています。
三枚肉は泡盛を加えてじっくり煮込んでいるのか、赤身部分は口の中でほろほろと溶け、脂身はプルプルとした弾力でとろりと広がる食感が心地よい。豚の旨味とほのかな甘みが染み込み、あっさりとしたスープに深みを加えます。また、700円のプレーンなそばで、この2枚のトッピングは気前が良い。
「じゅうしぃ」は程よくカタメに炊かれており、そばの完璧な相棒と言えるでしょう。お米ひと粒ひと粒がパラパラと軽やかで、豚の深い旨味が染み込んでおり、素朴ながら中毒性のある味覚です。
以上を食べて総額900円。首里城という世界的な観光地のすぐ近くにありながら、この価格設定は良心的。売り切れ御免というスタイルも品質への妥協のない姿勢のあらわれでしょう。「とうふ家 Beans(とうふや ビーンズ)」もそうですが、首里城周辺には良心的で質の高い通なお店が多い気がする。

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寒い季節は沖縄で暮らしているので、旅行やゴルフだけで沖縄に来る人よりかは一歩踏み込んでいるつもりです。沖縄の人ってネットに書き込みしないから、内地の人が知らない名店が結構多いです。
沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。

ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化し◎〇△×と記した

年間を通じて外泊が多いので、ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化しました。

◎〇△×と記していますが、これは私が滞在した時点における感想であり、価格や為替の変動、混雑度合い、当時のスタッフの対応など偶然に因る部分も多いので、話半分に捉えてください。また、ハイアットやヒルトンは最上級会員であり、ひらまつは株主なので、素で予約する場合とは対応が異なるかもしれません。

費用対効果も重要視しています。お金に糸目をつけないお金持ちの方々とは観点が異なることをご承知おきください。

ところで、私は子連れ客とそれをコントロールできない宿泊施設を憎んでおり、そういった客層が支配的なホテルは自然と△や×が多くなります。しかしながら、これは見方を変えれば家族旅行に向いたホテルを選ぶ指標となり得るかもしれません。


【ハイアット】
<北海道>

<関東>
△:ハイアットリージェンシー東京ベイ

五反田 鶏料理きむら/大崎広小路

ブランド地鶏「日向鶏」を専門に扱う鶏料理専門店「五反田 鶏料理きむら」。五反田駅から少し離れたエリア、TOC近くに位置します。私の推しのフレンチ「レ アール(LES HALLES)」の数軒隣です。
店内は厨房を取り囲むカウンターに10席ほどに加え、テーブル席が数卓。カウンター席からは目の前の焼き場を望むことができ、火柱が上がる迫力ある調理風景が魅力的です。
生ビールはグラスで800円とやや高い。他方、焼酎への傾倒とこだわりも見られ、やはり九州ひいては宮崎を志向した鶏料理屋なのでしょう。ワインはボトルで3,500円から用意されており、意外にお値打ちです。
我々は5千円のコースをお願いしました。まずは「きゅうりのごま塩和え」。叩き割られたきゅうりの不揃いな断面に、風味豊かなゴマとタレが馴染んでいます。
たたき。軽く炙った表面の香ばしさと生に近い柔らかな中心部のコントラストが印象的。皮目のカリッとした焦げ目と脂の乗った部分が実にジューシー。地鶏特有の弾力があり、吸い付くような食感が心地よい。
ささみのづけ。一般的に淡白とされる部位ですが、甘辛いタレに漬け込まれることで水分が適度に抜け、旨味が凝縮されています。まるで上質な鮪の赤身のような滑らかで官能的な口当たり。
きもしょうが煮。新鮮な肝を、たっぷりの生姜と甘辛いタレで炊き上げており、口に入れるとフワリとほどけるような柔らかさがあります。内臓ならではの深みがあり、酒を呼ぶひと品です。
せせり塩焼き。首周りの肉であり、よく動く部位ならではの引き締まった筋肉と、適度に乗った脂のバランスが見事です。炭の香りを纏いつつ、プリッとした弾力のある歯ごたえがあり、噛むたびに濃厚な肉汁がジュワッと溢れ出します。
砂肝と手羽先の唐揚げ。手前の栗みたいなやつが砂肝で、パリッと揚がった外皮と内部の中のコリッとした歯ごたえが後を引く美味しさ。焼きで食べることが多い部位ですが、揚げるもの中々いとをかし。手羽先は安定の味わいであり、骨周りのジューシーな脂の旨味が爆発。骨から身を外す瞬間に広がる鶏油の香りが食欲を猛烈に刺激します。
日向鶏のもも焼き。黒々とした見た目がインパクト抜群で、スモーキーな野趣あふれる香りが食欲を刺激します。地鶏特有の強靭なコシがあり、噛めば噛むほどに旨味が滲み出る力強さを堪能します。
〆は親子丼。卵がたっぷりトロトロで、丼ものというよりは雑炊に近い仕上がりです。炭火焼き由来の炭香が肉に染み、優しい卵の味わいの中に力強いアクセントを加えています。まさに「飲める」と評すべき親子丼でしょう。
以上のコースが5千円で、そこそこ飲んでお会計はひとりあたり8千円といったところ。ボリュームはそれほど大きくはありませんが、価格設定を考えれば悪くないディールです。その他のメニューも魅力的で、次回はアラカルト注文で臨みたいと思います。

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焼鳥は鶏肉を串に刺して焼いただけなのに、これほどバリエーションが豊かなのが面白いですね。世界的に見ても珍しい料理らしく、外国人をお連れすると意外に喜ばれます。
素人にとっては単に串が刺さった鶏肉程度にしか思えない料理「焼鳥」につき、その専門的技術を体系的に記しています。各名店のノウハウについても記されており、なるほどお店側はこんなことを考えているのかという気づきにもなります。

ロータスラウンジ(Lotus Lounge)/ノイバイ国際空港(ハノイ)

ハノイのノイバイ国際空港において、ベトナム航空が所有・運営する「ロータスラウンジ(Lotus Lounge)」。国際線(Terminal 2)の第2ターミナルの4階、出国審査後の制限エリア内にあり、29番ゲート付近のエスカレーターまたはエレベーターを利用してアクセスします。
天井が高く開放的な空間。大きな窓からは離着陸する航空機を間近に観察できます。座席は300席以上はあるでしょうか、ダイニングエリアを中心に広々とした誂えです。
マッサージチェアの置かれたクワイエットゾーンもあり、また、当然にシャワー室なども完備されています。ガチで仕事をするためのデスクが無いのは、ビジネス客にとっては物足りないかもしれません。    
食事はビュッフェスタイル。アジア料理と西洋料理の双方が提供されており、各種パン、サラダバー、フルーツ、スイーツは当然として、寿司ロールや炒め物などのホットミールの用意もあります。
飲み物はコーヒー、紅茶などのソフトドリンクが中心で、アルコールはビールにほんの少しのワインといったところ。他国のエアラインに比べると、ドリンクプログラムは貧弱に感じました。
目玉は専用のフードステーションで調理される「フォー」。数種類の麺やフレーバーが用意されており、トッピング類も自ら指定することが可能です。
スープは牛骨や鶏ガラを長時間煮込んだ優しく澄んだ味わいが基調で、スターアニスやシナモンなどのスパイスがほのかに香ります。米麺はつるっとした食感で、トッピングのハーブ類やライムや唐辛子でカスタイズ。空港ラウンジゆえ専門店ほど濃厚ではないですが、安定した美味しさです。
全体として「ゆったりとした快適さ」を重視した空間だと感じました。他方、ハードワークや美酒を求める向きには少々手持ち無沙汰な空間かもしれません。食事は華やかさこそ控えめですが、フォーを中心にベトナムらしさがしっかり味わえる点が好印象。滑走路を行き交う翼を眺めながら、熱々のスープと共にベトナムの余韻に静かに浸る。そんな使い方がこのラウンジの正解と言えそうです。

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炭火焼濃厚中華そば 奥倫道(おくりんどう)/浜松町

「炭火焼干物定食 しんぱち食堂」が手掛けるラーメン「炭火焼濃厚中華そば 奥倫道(おくりんどう)」。炭火で焼いた魚介をペースト状に加工してスープに取り入れるというイノベーティブ系な試みで話題を集めました。浜松町駅から増上寺方面に歩いて7-8分に位置します。
割烹のような雰囲気の店内。場面で行列するようですが、11-22時の通し営業であるため、タイミングを見計らえば待ち時間ゼロで座れます。券売機で食券を買い、カウンター越しに手渡すスタイルです。
着席からものの数分で着丼。フレーバーは色々あって、まずは定番の「炭火焼濃厚中華そば 鯖」を注文。1,200円と中々のお値段です。プラス250円で白飯・海苔佃煮・味噌小胡瓜が付く「定食」にグレードアップすることもできます。
スープには鯖を炭火焼きペーストにしたものを用いているそうで、なるほど確かに焼き鯖の味がします。ドロドロとしたタッチで面白い。フランス料理で言うところのスープドポワソンであり、ザラリとした舌触りが印象的。麺は細く真っ直ぐで、濃厚なスープをしっかりと持ち上げ、一体感を生み出します。
「トリュフ煮卵」は200円。見た目は一般的な味玉なのですが、濃厚なオレンジ色の黄身からは黒トリュフの持つ芳醇な香りが感じられ、口に入れた瞬間から鼻腔へと力強く抜けていきます。これはトリュフオイルを注射器で卵黄に注入しているのかなあ。
具材はチャーシューに焦がしネギ、玉ねぎに海苔。別皿で供され食事の途中でセルフで投入していくスタイルであり、味変アイテムとして活用します。
こちらは300円の「和え麺」。単なる「替え玉」ではなく、それ自体が独立した「油そば」として完成しており、量も普通に一食分はあり、すっかり満腹になりました。醤油ダレの塩味と油のコクが感じられるジャンクな味覚で、残しておいたスープと共につけ麺のように楽しむこともできます。
以上を食べてお会計は1,700円。ラーメン一食としては高く感じますが「和え麺」を楽しめば確実に腹パンになるので、費用対糖質は悪くありません。焼魚定食の再構築といった試みも興味深く、こねくり回しすぎてわけわかんなくなっちゃってるイノベーティブ系レストランよりもレベルが高く感じました。

鯖のほか、鰯や鯵、秋刀魚など様々なフレーバーが用意されておりコンプリートしたい誘惑に駆られる。日本の伝統的な「炭火焼」の技術と「定食」の提供形式を「ラーメン」というフォーマットを用いて再構築した興味深いお店でした。

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La Cage du Coq Restaurant(ラ カージュ デュ コック)/ヴィエンチャン(ラオス)

旧フランス領時代の歴史的名残により、ヴィエンチャンにはフランス料理店が多い。現代においては本格的なフランス料理が他国よりも大幅に安く楽しむことができ、また、大使館関係者や駐在員など在住欧米人のコミュニティが日常的に利用するため、質の高さが維持されています。この日訪れた「La Cage du Coq Restaurant(ラ カージュ デュ コック)」もフランス人がオーナーの人気のビストロのうちのひとつです。
店内は木材の素材感とモダンなデザインが調和しており、壁一面の本棚や中央の柱を囲むユニークな席が印象的。またテラス席の用意もあり、欧米人にはコチラが人気。ただし屋外席特有の課題として蚊の存在からは避けられず、各テーブルの下に蚊取り線香が設置されるなどの対策が取られているものの、そもそも蚊取り線香の煙がワインの香りの邪魔になるという意見もあります。
蚊取り線香の煙もアレだし、わざわざラオスでワインを飲む必要はないかとも思い、地元のビールを楽しむことにしました。ビールは割安だがワインは他国で飲むのとそんなに値付けは変わらないから、という気持ちもあります。
私は前菜にヤギのチーズのサラダを頂きました。このチーズはラオスの自然豊かな景勝地・バンビエンにある有機農場で作られた希少な国産ヤギチーズとのこと。いわゆる「シェーブル ショー」のスタイルであり、温めることでチーズの香りが立ち、食感はよりクリーミーに。特有のクセは控えめで、爽やかな酸味と濃厚なコクが楽しめます。
連れの前菜は野菜のミルフィーユ仕立てのモッツァレラグラタン。じっくりと火を通し、素材の甘みを引き出した野菜をミルフィーユ状に重ね合わせたひと品。野菜の層の間には旨味が凝縮されたトマトソースやハーブが馴染み、トップにはたっぷりのモッツァレラチーズを乗せてこんがりとグラタン仕立てにされています。
私はメインに牛フィレ肉のロッシーニ風を頂きました。作曲家ロッシーニが愛したとされる料理であり、柔らかな牛フィレ肉のステーキの上に、表面をカリッと香ばしく、中はトロトロにソテーしたフォアグラを乗せています。付け合わせのフライドポテトもフランスで食べるフリットそのもの。フォアグラのサイズは少な目ですが、このひと皿が25USDなのだから文句を言ってはなりません。
連れのメインは鴨のコンフィ。当店の看板メニューであり、鴨の骨付きモモ肉を低温の油で長時間煮込み、肉をホロホロに柔らかく仕上げるフランス南西部の伝統料理です。仕上げに皮目をパリッと焼き上げており、ナイフを入れた瞬間のサクッとした食感と、中のジューシーな肉質のコントラストがたまりません。

ちなみにメニューには「Left duck leg confit」とあったのですが、これは家禽類は休む際に片足で立つ習性があり、軸足ではない方の脚(左脚)の方が肉質が柔らかい、との俗説に基づいたユーモアでしょう。
以上を食べ、軽く飲んでお会計はひとりあたり4千円と少し。東京で同等の食事を摂れば1万円超えは確実なクオリティであり、信じがたい費用対効果の高さです。これだけレベルの高いフランス料理に日常的に接することができるのであれば、暫くヴィエンチャンに住むのも悪くないなと思うほど。

支払いが現金のみなのがちょっと不便で、やはり旅行者というよりも、ヴィエンチャンで生活する人向けのレストランなのかもしれません。手持ちの現金を事前に確認し、充分なキープをキープをして訪れましょう。

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