高級レストラン"また行きたい"偏差値【2026年最新版】

  • フレンチ イタリアン 中韓焼肉 和食 その他 
  • 私の主観的な"また行きたい"偏差値です。味や店の優劣ではありません。


高級レストランでナメられないためのマナー集

高級レストランには一種独特の雰囲気があります。「なんだか店に値踏みされているようで居心地が悪い」と感じる方が多いかもしれませんが、その通り、店は客のことを値踏みしています。

「お客様は平等に扱う」なんてのは大ウソです。レストラン業界には『ソワニエ(大切におもてなしするべき客)』という言葉があるくらいであり、一流の客や金払いの良い常連・重い客に対しては恭しく接し、どう見ても場慣れしていない一見客に対しては、人間だもの、おざなりな対応になるものです。

そこで、「高級レストランにあまり行ったことは無いが、ナメられたくはない」と考えるワガママな貴方のために、高級レストランにおけるマナーを整理しました。結構な長文となってしまったので是非ブックマークして頂き、必要に応じて読み返して頂けると幸いです。

「いい店教えて」に百戦錬磨の食通が思うこと。店選びには『正しい問い』こそ命


今回取り上げるのは、身近にいる食通、フーディー、グルメな人の活用法です。

貴方の交友関係を思い浮かべてみてください。会社の同僚、学生時代の友人、趣味のコミュニティ。その中に一人や二人、「食に詳しい人」「やたら美味しい店を知っている人」が必ずいるはずです。そして、お店選びに迷った時、貴方は無意識のうちにその人物を頼っているのではないでしょうか。「いい店ない?」と。

これ自体は、何もおかしなことではありません。ネットの口コミよりも、信頼できる知人の実体験に基づく推薦の方が、遥かに精度が高いことは誰もが知っています。むしろ身近にそうした人脈を持っていることは、一種の財産と言ってもいいでしょう。

しかし、ここで一つ問いを立ててみたいのです。貴方のその「聞き方」は、本当に相手から最良の回答を引き出せているでしょうか。同じ「いい店ない?」という一言でも、聞き方ひとつで返ってくる答えの質は驚くほど変わります。手ぶらで丸投げされた質問と、きちんと状況が整理された相談とでは、相手の本気度がまるで違うからです。

こう書いている私自身、この連載を続けている都合上、周囲から「食に詳しい人」の一人として扱われ、「どこかいい店ない?」と聞かれる場面が少なくありません。そして正直に告白すると、その「聞かれ方」の巧拙によって、私が本気で店を探すか、当たり障りのない一軒を適当に返すかは、天と地ほど変わります。今回は、そんな「頼られる側」の本音を交えながら、身近な食通をどう頼れば互いにとって幸福な関係を築けるか、一緒に考えていきたいと思います。

>>続きを読む


ダウン タウン ビーズ (Down Town B's)/六本木

六本木の北インド料理店「ダウン タウン ビーズ (Down Town B's)」。六本木一丁目駅から歩いて5分ほど、なだれ坂沿いに位置します。緑色の小屋というヘンテコな外観のため、すぐに見つけることができるでしょう。
店内はゲストもスタッフも皆インド人であり、異国情緒に満ちています。テーブルが3-4卓の小さなお店。その代わり(?)にテイクアウトチャネルの最大化を図っており、近隣の勤め人らしき人々がジャンジャン持ち帰りしていきます。
ランチセットには飲み物もつき、私はアイスチャイを注文。日本人向けに砂糖抜きで提供してくれるので、お茶本来の深みを楽しむことができました。
サラダはサラダというよりキャベツですね。ドレッシングの量はごくわずかであり、キャベツの味のみを純粋に楽しむことができます。青虫の気持ちがよくわかりました。
私はお店イチオシの「ビリヤニ」を注文。お好きなカレーに先のドリンクとサラダが付いて1,250円です。照明が東南アジアの野外クラブのように緑色のビカビカだったので、お料理も緑色を基調とした色合いとなっております。
ビリヤニ。スパイスの芳醇な香りとパラパラとしたお米の食感が調和しており、華やかな風味と重層的な旨味が楽しめます。ただ辛いだけでなくお米本来の甘みがベースにあるため、パンチはありながらもクセがなく、するすると食べ進められる味わいです。鶏肉もたっぷりだ。
カレーは「B'sバターチキン」をチョイス。トマトの爽やかな酸味をベースに、たっぷりの乳脂肪が用いられており、辛さは控えめ、濃厚でリッチな味わい。こちらも鶏肉は豊富なのですが、鶏肉にサっと火を通しただけのブツであり、ややパンチに欠けるのが残念。「マトンカレー」を選んだほうが面白かったかなあ。
以上のセットが1,250円。六本木のど真ん中でこの質と量のインド料理を食べてこの支払金額はリーズナブル。ちなみに根津や松戸にも支店があるようで、やや方向性を変えているようなのでそちらも試してみたい。ちなみにお手洗いは店外にあり、ちょっと躊躇するスタイルなので、他所で済ませてから訪れると良いでしょう。

食べログ グルメブログランキング


関連記事
カレーって美味しいですよね。インドカレーも日本カレーも大好き。ただしそれほど詳しいジャンルではなく、スパイスマニアには逆立ちしても勝てないので、意外性のあるオススメカレーをご紹介。
カレーにまつわる単語が辞典形式にまとめられ、知っていそうで全く知らないカレーエピソードがたくさん詰まっています。気合を入れてカレーを食べに行く前に目を通してから臨むと楽しさ倍増!

沖縄すば処 月桃(げっとう)/寄宮(那覇市)

「木灰(もくはい)そば」という、昔ながらの手法を守り続けている「沖縄すば処 月桃(げっとう)」。真和志小学校の裏手に位置し、JAおきなわ真和志支店のテナントという面白い立地形態。駐車場がたっぷりあって便利です。安里三叉路付近にある「安里屋すば(あさとやすば)」の系列店でもあります。
店内は広く30席近くあるでしょうか。カウンター席にテーブル席、小上がりもあって、沖縄らしい座席構成。観光客は見当たらず、周辺のビジネスパーソンや地域住民を中心とした客層です。
私は「肉舞(ししまい)すば」の中サイズに「ジューシー」を付けてもらいました。合計で1,090円です。スープは「あっさり」か「こってり」かを選ぶことができ、私は後者で注文しました。
「肉舞(ししまい)すば」は、その名の通り器の上でお肉が全種類に共演しています。三枚肉・本ソーキ・軟骨ソーキと、いうれも王道の味わいです。

「こってり」のスープは、強火でガンガン炊かれたであろう濃厚な豚骨スープをベースとしており、沖縄そばとしては珍しい濃厚さ。骨の髄まで煮出されたコラーゲン分がポタージュのようなとろみを形成しています。
麺の最大の特長は、今では希少となった伝統製法「木灰(もくはい)」を使用している点でしょう。化学的なかん水の代わりに、ガジュマルなどの薪を燃やして作った灰の上澄み液をつなぎに使用しており、これにより独特の強いコシと、噛むほどに広がる小麦の自然な甘みが生まれます。    
「ジューシー」には細かく刻まれた豚肉、人参、椎茸、ひじきなどがたっぷりと使われ、自慢のお出汁で炊き上げられています。脂のニュアンスからウズベキスタンの国民食「プロフ(オシュ)」を想起させる乙な味。
美味しかった。沖縄には珍しい濃厚スープは一食の価値あり。また、木灰そばも流石の味わいであり、たいへん印象に残ったランチでした。系列店である「安里屋すば(あさとやすば)」とは方向性がまるで異なるのも面白い。気分と時間帯で食べ分けて楽しみましょう。

食べログ グルメブログランキング


関連記事
寒い季節は沖縄で暮らしているので、旅行やゴルフだけで沖縄に来る人よりかは一歩踏み込んでいるつもりです。沖縄の人ってネットに書き込みしないから、内地の人が知らない名店が結構多いです。
沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。

弥助(やすけ)/堺(大阪)

堺の地で80年以上の歴史を持つ老舗鮨店「弥助(やすけ)」。三代目である現店主は「祇園 川上」で経験を積んだ後、40歳で当店を継いだようで、店名は歌舞伎の演目「義経千本桜」に登場する鮨屋の折平が「弥助」と名乗ったことにちなんでいるそうです。ちなみに四代目はお向かいで超高級店「鮨おおが」を手掛けています。
高級旅館を思わせる威風堂々とした一軒家の門構え。暖簾をくぐると美しい白木のカウンター席がお出迎え(写真は一休公式ページより)。他にもテーブル席や掘りごたつ式の個室座敷の用意もあるようです。
飲み物のお品書きは無く、当然に値付けも不明です。ただしランチはにぎりだけパパっと食べるスタイルなので、長っ尻して酒代が嵩むこともないでしょう。最終支払金額から逆算するに、恵比寿の小瓶が千円ぐらいだった気がする。
お通しにマグロの角煮。脂ののった部位を醤油ベースのスープでじっくり煮込んでおり、繊維がほぐれて口の中でとろけていきます。脂の甘味と旨味が濃厚で、これはいきなり日本酒が欲しくなる。
コースの開幕を飾る一貫はノドグロ。いきなりコッテリするもん来るなあと思いきや、皮目を香ばしく炙っているためか脂っこさは感じさせません。身はきめ細かく柔らかで、脂のコクと旨みが絶妙なバランスを保っています。
続いて鰻。ノドグロを超えるコッテリとした味覚であり、もちろん美味しいのですが、いきなり食事が終わってしまいそうな不安を脊髄反射で感じてしまう。もちろん決まりなどは無いのでしょうが、私はどうも慣れませんでした。
ガリは小さな器に上品に盛り込まれます。隠し味に実山椒が含まれており、ピリリとした辛みと爽やかな清涼感が生姜の甘酸っぱさと組み合わさることで、より印象的な味わいに。

ちなみにシャリは伝統の白シャリで、赤酢推しの四代目とジェネギャでひと悶着あったそうです。そのストーリーは「鮨おおが」をお邪魔した後に改めて整理しましょう。
剣先イカ。細やかな飾り包丁が幾重にも施されており、ねっとりとした甘みと口内で繊維が一本ずつ解けるような舌触りを実現しています。
トロが美味しいですねえ。舌の上でとろりと溶ける脂は上品で甘く、しつこさがなく後味がきれいに消えていきます。ちなみに関西の店舗としては珍しく豊洲の「やま幸」から、「鮨おおが」と「弥助」で共同仕入れを実現しているという噂を耳にしました。
春子鯛。皮目に独特の風味と旨みが凝縮されており、口当たりは繊細で上品。脂は少ないものの、そのぶん素材そのものの澄んだ旨みが際立ちます。
車海老。身にプリプリとした弾力があり、酢飯の仄かな酸味が海老の甘みをより鮮明に引き立てています。見た目の美しさも含めて華やかな存在です。
コハダ。酸が強くバシッと思い切りの良い〆が施されており、身全体にしっかりと酢が染み渡り、輪郭のはっきりした酸味が口の中に広がります。その力強い酸の中に、コハダ特有の青魚らしい旨みと脂の風味が溶け込んでおり、味に深みがある。
赤だし。色が濃く深いコクと独特の渋みが特長的で、余韻が長く続きます。具材は海苔で汁に浸ることでとろりと溶け、磯の香りが赤だしの旨みに溶け込んでいます。
ヅケ。漬け込むことで身の色は深みのある赤褐色に変わり、表面にしっとりとした艶が出ています。生の赤身とは異なる質感や凝縮された味わいが印象的で、余韻の長さが心に残りました。
あなご。柔らかく炊き上げておりフワリとした口どけが最大の魅力。身はホロホロと崩れるほど柔らかく、噛む力を殆ど必要としない繊細な食感が印象的です。序盤の鰻にに比べて脂が少なく上品で、後味がすっきりしています。
ネギトロ。たくあんも組み込まれており、トロのトロリとした脂の旨みとネギの辛みと清涼感が絡み合い、そこにたくあんのコリコリとした歯応えと独特の甘みと塩気が加わります。
おいなりさん。関西らしい三角形スタイルであり、俵型とは異なる角のある食感が生まれ、油揚げの端部分のジュワっとした噛み応えを楽しみます。上品に炊かれた油揚げの甘味と酢飯がほどけるように混ざり合い、素朴ながら満足感の高いひと口です。
玉子。ふわりとした弾力のある食感と、口の中でじんわりと広がる濃厚な甘みが心地よい。デザート的な役割を担っており、食事の締めとして口の中を優しく整えます。

以上のおまかせコースが16,500円で、酒をいくらか飲んでお会計は2万円弱。東京で同等の鮨を食べることを考えればお値打ちであり、ご近所の名店「鮨舟」とはまた違った方向性の楽しみ方があります。
ちなみに四代目が手掛けるお向かいの「鮨おおが」は夜は座って5万円~・一斉スタートの2部制と完全に東京スタイルで客層は全く異なるそう。堺に全国および世界から富裕層を引き寄せる高尖度のプレミアムブランドが存在することは喜ばしいことですが、「弥助(やすけ)」のようなアットホームな老舗ファミリーブランドも、いつまでも続くことを願っています。

食べログ グルメブログランキング

関連ランキング:寿司 | 宿院駅大小路駅寺地町駅


関連記事
鮨は大好きなのですが、そんなに詳しくないです。居合い抜きのような真剣勝負のお店よりも、気楽でダラダラだべりながら酒を飲むようなお店を好みます。
すしのにぎりについての技術を網羅した決定版的な書籍。恐らくはプロ向けの参考本であり資料性の高い便覧でしょうが、素人が読んでこそ面白い傑作。写真がとても美しく、眺めているだけでお腹が空いてきます。

ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化し◎〇△×と記した

年間を通じて外泊が多いので、ここ数年で滞在した高級・有名とされているホテルを一覧化しました。

◎〇△×と記していますが、これは私が滞在した時点における感想であり、価格や為替の変動、混雑度合い、当時のスタッフの対応など偶然に因る部分も多いので、話半分に捉えてください。また、ハイアットやヒルトンは最上級会員であり、ひらまつは株主なので、素で予約する場合とは対応が異なるかもしれません。

費用対効果も重要視しています。お金に糸目をつけないお金持ちの方々とは観点が異なることをご承知おきください。

ところで、私は子連れ客とそれをコントロールできない宿泊施設を憎んでおり、そういった客層が支配的なホテルは自然と△や×が多くなります。しかしながら、これは見方を変えれば家族旅行に向いたホテルを選ぶ指標となり得るかもしれません。


【ハイアット】
<北海道>

<関東>
△:ハイアットリージェンシー東京ベイ

洋食キムラ 野毛店

横浜・野毛の「洋食キムラ」。昭和13年(1938年)創業の歴史ある洋食店であり、食べログでは百名店に選出されています。桜木町駅から歩いて7-8分ぐらいかな。新横浜駅直結のビル「キュービックプラザ新横浜」の9階にも支店があります。
店内は昔ながらの洋食屋といった風情であり、おひとりさまはもちろん、家族連れからカップル、年配の方まで幅広く愛される雰囲気です。私がお邪魔したのは1階(メザニン?)でしたが、エレベータで2階へ案内されている方もいました。
ランチに付随するプチサラダ。野菜は新鮮でドレッシングにも主張があり、添え物の枠を超えた存在感を示します。これは単品注文でもっとたっぷり食べても良かったかもしれない、と期待させるクオリティです。
チーズハンバーグ。独特の形状をした鉄板(?)でグツグツしながらの配膳。フォークだけで容易に繊維が崩れるほどの柔らかさがあり、ふんわりとした口当たりが特長的です。
たっぷりのデミグラスソースがいいですね。思いのほか酸味が強く、なんと自家製の梅酒を隠し味として用いているそうです。肉汁のコクに梅酒の酸味と甘みが加わり、濃厚ながら飽きのこない味わいです。
 セットにはライスまたはパンを選ぶことができます。個人的には洋食にライスを合わせるのがジャパニーズ・洋食店の真骨頂と信じており、そしてその判断は今日も正しかった。
以上の「チーズバーグセット」は1,980円。ハンバーグランチとしては少々お高めではありますが、あの独特の唯一無二なデミグラスソースを堪能するという主旨では悪くない支払金額でしょう。ネット上の情報はハンバーグばっかしなので、次回はディナーでコース料理に凸してみたいと思います。

食べログ グルメブログランキング


人気の記事
「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。