那覇市泊(とまり)の「元祖もつ煮込み たかさご」。沖縄の伝統的な内臓料理(中身汁など)とは一線を画す「72時間煮込んだとろとろのもつ煮込み」という価値を提案する、ランチタイム限定で営業しているお店です。最寄り駅は美栄橋で徒歩10分ほど。ぜんざいの人気店
「富士家(ふじや)」の近くです。
店内は食堂というよりもラーメン屋のような雰囲気であり、長いL字型のカウンター席に加え、テーブル席もいくつか用意されていました。卓上には味変用のニンニクやカラシに加え、おふとりさま用のお漬物が用意されています。なんせ当店はゴハンおかわり無料なのだ。
私は限定メニューの「鍋焼きもつ煮込みうどん」を注文。1,250円です。店内のPOPにはうどんの写真しかなかたので、うどんが単品で来るものと思いきや、小鉢と呼ぶには大きすぎるオカズと山盛りのライスも付いてきました。
「鍋焼きもつ煮込みうどん」につき、熱々に煮込まれたビジュアルとは裏腹に、私の口には合いませんでした。味噌仕立てのスープは一見濃厚そうですが、口に運ぶとモツ特有のクセと獣臭さが鼻を突き、食感こそ長時間煮込まれて柔らかくなっているものの、噛みしめるたびに内臓肉独特の臭みが広がり、下処理の甘さが否めません。
本来ならば白米を誘うはずの味噌のコクも、この雑味と脂っぽさに埋もれてしまい、全体的にキレのない印象です。卓上のニンニクやカラシを多めに加えても根本的な臭いは消しきれず、旨味よりもえぐみが勝ってしまう、期待外れな味わいでした。
また、うどんはスーパーの安売りコーナーで見かけるような、小麦の香りが希薄な既製品っぽい味わいであり、煮込み料理とは言え麺は限界を超えて水分を吸っており、箸で持ち上げるだけで切れるほどクタクタな状態。濃厚なもつ煮スープに対して麺の存在感が負けており、ただ伸びきった麺を啜っているような、非常に物足りなさが残る味わいでした。
メインが期待外れだった分、この小鉢の存在には少し救われました。具材はキャベツ、人参、ちくわという、家庭的でシンプルな構成の野菜炒め(チャンプルー)です。沖縄の食堂らしい飾らない味わいで、変なクセもなく、ご飯の相棒として安心して食べられる、まさに悪くないひと皿です。
定食の要であるライスは炊き加減も米の質もごく平凡で、可もなく不可もない中くらいの味わいです。しかし、この食事における最大の救いは、卓上の漬物が食べ放題である点でした。メインのモツ煮の臭みやうどんの食感に疲弊した舌を、漬物の塩気とポリポリとした小気味よい食感がリフレッシュしてくれます。
総じて味に関しては好みが大きく分かれる結果となりましたが、うどんにライス、小鉢まで付くボリューム感と、ご飯おかわり無料というサービス精神は、質より量を求める方には刺さる要素でしょう。
また、特筆すべきは提供スピードの早さです。注文から着丼までが非常にスムーズで、限られた休憩時間や仕事の合間など、急いでいる時のランチとしては重宝するお店だと感じました。
関連記事寒い季節は沖縄で暮らしているので、旅行やゴルフだけで沖縄に来る人よりかは一歩踏み込んでいるつもりです。沖縄の人ってネットに書き込みしないから、内地の人が知らない名店が結構多いです。
沖縄通を気取るなら必ず読んでおくべき、大迫力の一冊。米軍統治時代は決して歴史のお話ではなく、今の今まで地続きで繋がっていることが良くます。米軍の倉庫からかっぱらいを続ける悪ガキたちが警官になり、教師になり、ヤクザになり、そしてテロリストへ。沖縄戦後史の重要な事件を織り交ぜながら展開する圧巻のストーリー構成。オススメです。