高級レストラン"また行きたい"偏差値【2024年最新版】

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  • 私の主観的な"また行きたい"偏差値です。味や店の優劣ではありません。


【保存版】高級レストランでナメられないためのマナー集

高級レストランには一種独特の雰囲気があります。「なんだか店に値踏みされているようで居心地が悪い」と感じる方が多いかもしれませんが、その通り、店は客のことを値踏みしています。

「お客様は平等に扱う」なんてのは大ウソです。レストラン業界には『ソワニエ(大切におもてなしするべき客)』という言葉があるくらいであり、一流の客や金払いの良い常連・重い客に対しては恭しく接し、どう見ても場慣れしていない一見客に対しては、人間だもの、おざなりな対応になるものです。

そこで、「高級レストランにあまり行ったことは無いが、ナメられたくはない」と考えるワガママな貴方のために、高級レストランにおけるマナーを整理しました。結構な長文となってしまったので是非ブックマークして頂き、必要に応じて読み返して頂けると幸いです。

横浜串工房(くしこうぼう)/日吉(横浜市)

横浜一円に居酒屋を展開する「横浜串工房」グループ。この日はその旗艦ブランドである焼鳥店「横浜串工房」の日吉店にお邪魔しました。「極楽汁麺 らすた」同様、学生時代に通ったお店が未だ存続していることに胸熱です。
土日は16時から開いているとのことで、準昼飲みにお邪魔しました。余裕で入れるだろうと思いきや、18時前後の1回転目の前の0回転目にもバンバン客を入れており、こんな時間に満席です。「未だ存続」どころか超人気店でした。
酒は安く、特大ジョッキのプレミアムモルツが千円を切ります。このあたり都心5区に比べると3割は物価が安く、気前よく飲み進めることができます。ちなみにコースで予約を入れると、プラス2千円で飲み放題も付けることができるようです。
お通しに豚の角煮。ぶつ切りのキャベツでお通し代をせしめていく心無い焼鳥屋が増える中、当店は心温まるおもてなしであり、その味も素晴らしい。居酒屋お通しオリンピックがあるとすれば、当店は間違いなく日本代表に選出されることでしょう。
ゴボウと香味野菜のサラダ。これはもう、サラダというよりもゴボウですね。注文が入ってからザザっと揚げており、そのポリポリとした食感を含め酒のツマミのようです。量もたっぷり。
低温調理したレバー。レバー特有の臭みが消え、ねっとりとした舌触りと濃厚な旨味が口いっぱいに広がります。下手なフォアグラよりもよっぽど旨く、インバウンド勢にこれが日本の技術力だと紹介したいくらいです。
「極楽揚げ」は、手羽元に色んなスパイスを塗布したフライドチキンでしょうか。スパイシーな風味と程よい甘さのタレが食欲を刺激します。これが3本で3百円やそこらってすごない?
串焼きに入ります。まずはハツ。クニャクニャと柔らかく、お前そんなんで鶏としてちゃんと生きていたのかと心配になるほどの口当たりです。
砂肝はハツから一転、ザクっとした食感であり、強めに当てられた塩味がビールを誘います。
ねぎま。鶏肉の味わいネギの太さなど、派手さはありませんが安定感のある味わいです。
月見つくねと半熟卵を連チャンで頂きました。卵って美味しいですよね。加えて「卵」って、すげえ卵らしい漢字している。これが象形文字というものなのだろうか。
〆のお食事は焼きおにぎり。柚子風味の味噌が塗布されており、濃厚でありつつもどこか爽やかな後口。コッテリとした鶏スープも付いて、すっかり満腹です。
食後にお茶とウーロン茶ゼリーもお出し頂けます。うわー、このゼリー超懐かしい。昔と変わってないなあ。ウーロン茶の風味と練乳が不思議と良く合うのだ。
以上を食べ、軽く飲んでお会計はひとりあたり5千円弱。前述の通り、都心5区であれば7-8千円は下らないクオリティであり、私とても満足しました。

レジ横の電話は鳴りっぱなしで、皆、当日これから入れるかの確認の電話。「かさ原(かさはら)」のような数年待ちの店も面白いですが、やっぱり焼鳥はその日の気分でフラっと食べるのが似合うなあとしみじみ感じた夜でした。    

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焼鳥は鶏肉を串に刺して焼いただけなのに、これほどバリエーションが豊かなのが面白いですね。世界的に見ても珍しい料理らしく、外国人をお連れすると意外に喜ばれます。
素人にとっては単に串が刺さった鶏肉程度にしか思えない料理「焼鳥」につき、その専門的技術を体系的に記しています。各名店のノウハウについても記されており、なるほどお店側はこんなことを考えているのかという気づきにもなります。


★3.5、4500円

https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140204/14014789/

ビストロ ソングラム(Bistro CentGrammes)/新橋

茅場町の肉に特化したイタリアン「osteria UNETTO」の姉妹店「ビストロ ソングラム(Bistro CentGrammes)」。前回はランチで虎ノ門店にお邪魔しましたが、この日はディナーで新橋店にお邪魔しました。
虎ノ門・新橋ともにランチタイムは長蛇の列ですが、ディナーはネットから簡単に予約できます。店内はカウンター席とテーブル席があり、2階もあるようです。我々は1階奥のテーブル席にご案内頂きました。内臓料理をベースとした創作フレンチのお店であり、ワイワイと賑やかな雰囲気です。
ハートランドは700円。ボトルのワインは4-5千円の安旨ワインが取り揃えられており、気持ち良く酔っぱらうことができます。
ウフマヨ。ウッフ(フランス語で卵の意)・マヨネーズの略であり、ビストロ料理の定番メニューです。半熟に茹でた卵を味付きマヨネーズで和えるだけのシンプルなものですが、確実に旨い。半熟卵の火入れが完璧で、流れ出る卵黄も立派なソースのうちのひとつです。
「ソングラムのたっぷりグリーンサラダ」は本当にたっぷりで、3人で食べてちょうど良いくらいのボリューム感。調味が全体に上手く回っており、グリーンサラダ業界においてトップクラスの美味しさです。
パテ ド カンパーニュ。一般的なビストロの倍近いサイズであり食べ応え抜群。粗挽きにした肉を使うことで肉の存在感をしっかりと感じられます。
豚タン・豚ハツ・豚足が詰まった特大の豚モツコロッケ。ナイフを入れるとぬらぬらとしたゼラチン質があふれ出し心躍ります。ネッチャリとした独特の食感が色んな食材をまとめあげ、心に残るひと品です。
看板料理のハラミのステーキ。ガッチリとした歯ごたえであることが多い食材ですが、こちらは驚くほど柔らかく、適度な脂肪分と、濃厚な肉の旨みが、口の中にジュワッと広がります。肉汁もたっぷりで、噛みしめるほどに一層深みがある。
パスタは生ウニのクリームをチョイス。ウニの濃厚な旨みと、クリーミーなソースのハーモニーが心地よく、生ウニの甘さと磯の香りが、パスタに絡みつき、口の中いっぱいに広がります。ただ、麺がちょっと弱いかな。もっと、こう、「浅草開化楼」のようなガシガシ系のパスタのほうが向いている気がしました。
以上を食べ、かなり飲んでお会計はひとりあたり9千円ほど。料理の質および量を考えれば実にリーズナブル。モツという好みの分かれる素材を西洋居酒屋風に組み込み、飲食店として面白い立ち位置に感じました。次回は本丸の「osteria UNETTO」に行ってみようっと。

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「好きな料理のジャンルは?」と問われると、すぐさまフレンチと答えます。フレンチにも色々ありますが、私の好きな方向性は下記の通り。あなたがこれらの店が好きであれば、当ブログはあなたの店探しの一助となるでしょう。
日本フレンチ界の巨匠、井上シェフの哲学書。日本でのフレンチの歴史やフランスでの修行の大変さなど興味深いエピソードがたくさん。登場する料理に係る表現も秀逸。ヨダレが出てきます。フランス料理を愛する方、必読の書。

なべや/西成(大阪市)

「居酒屋で覚醒剤を売るな!」がスローガンの街、西成。大阪が誇るハードボイルドタウンであり、「日本三大ドヤ街」のうちのひとつです(もう2つは東京の山谷と横浜の寿町)。その西成の地元民に愛され、ピークタイムには行列も生じる名店「なべや」をご紹介。食べログでは百名店に選出されています。
冬季の「かきみそ鍋」が有名なのですが、私は通なので、それが始まる前の季節の閉店間際にお邪魔しました。19時過ぎだと並ばずにスムーズに入店できるのですが、気分で早仕舞いする店なのでタイミングは難しいところです。
入店して秒でドリンクと鍋の酒類を聞かれ、併せて手早くツマミの注文を済ませます。私は親の教育方針により関西弁と標準語の両方をネイティブレベルに操ることができるのですが、こういった大阪どローカルなお店でも観光客扱いされずに溶け込むことができるのが有難いですね。学校で学んだことを一切忘れてしまった時に、なお残っているもの、それこそ教育だ。
ベジファーストで漬物盛り合わせ。自家製のブツがしっかりと盛り込まれており、これで380円とはスーパーの総菜コーナーで買うよりも安くつくかもしれません。
牛アキレスゆずこしょう煮。ネーミングからして旨そうな料理ですが、実際とても美味しい。じっくり煮込まれた牛アキレスは、とろとろぷるぷる。口の中でとろけるような食感がたまりません。ゆずこしょうのピリッとした辛さと爽やかな香りが、濃厚な牛アキレスの旨味を引き立てます。
宮崎直送地鶏たたき。弾力のある歯ごたえと、噛めば噛むほど溢れ出す肉汁が特長的。それを炭火で香ばしく焼き上げたたたきは、まさに絶品。量もたっぷりで、このひと皿が850円とは小躍りしてしまいそうです。
お鍋につき、「かきみそ鍋」に次いでは「牛肉鉄鍋」「牛肉すき鍋」あたりが人気ですが、私は「鶏みんち鍋」をチョイス。このセットで千円強といった値付けであり、自炊するよりも安くつきます。
味はまあ、ご覧の通りの味であり、値段相応といったところ。美食の追求といったお店ではないので、そういう意味ではビジュ爆発の「かきみそ鍋」「牛肉鉄鍋」「牛肉すき鍋」あたりを注文し、写真を撮るのが観光客として正しい姿なのかもしれません。
以上を食べ、大ビンを1本飲んでお会計は3,400円。東京の値付けに飼いならされた民としては信じがたい費用対効果です。こりゃあ人気がでるわけだ。
となってくると、次回は是非とも「かきみそ鍋」にチャレンジしたい。三重のブランド牡蠣「浦村かき」が10個も入っているそうで、早いとオープンして30分で売切れるそう。ネット上の情報によると予約もできるそうなので、次回は計画的に訪れてみたいと思います。

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東京最高のレストラン2024
価格:2,420円(税込、送料無料) (2024/1/6時点)

「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。

銀角(ぎんかく)/目黒

目黒駅前すぐの伏魔殿「サンフェリスタ目黒」の地下1階に入居する「銀角(ぎんかく)」。私の推しの蕎麦居酒屋「手打ちそばと酒 いいかげん」のすぐ近く。このビルには本当に良い飲み屋が多いです。
店内はカウンターが7-8席にテーブルが1卓。小体なお店ですが常に満席の人気店でもあり、この客数を独りで捌き切る店主は練達のワンオペレーターです。喫煙可なのが玉に瑕で、そのハードボイルドな雰囲気に誘われてか、ゲストは全員が男でした。
生ビールは500円かそこらだったっけな。毎回キンキンに冷えたジョッキに注いでくれるのが嬉しい。また、当店は焼酎推しの店でもあり、かなりしっかりとした量を注いでくれます。
お通しに500円を要するのですが、自家製豆腐にお刺身、筋子に数の子と酒のつまみ万歳です。とりわけ自家製のお豆腐が素晴らしいですね。揚げ出し豆腐や肉豆腐などの豆腐系メニューに食指が動きます。
「たぬきサラダ」という耳慣れない料理を注文してみると、なるほど千切りのキャベツに揚げ玉がトッピングされてやってきました。細く細く切られたキャベツにサクサクとした食感の油が絶妙にマッチします。
スペシャリテの手羽先の唐揚げ。左が「黒」で素揚げタイプ、右が「白」で唐揚げタイプ。いずれも非冷凍の上質な鶏肉であり、無限に食べ続けることができます。
ニラの玉子とじはチヂミのような造形で、生の部分と火が通った部分のグラデーションが心地よい。自家製の食べるラー油で味変するのもグッドです。
たこの唐揚げ。しっかりと調味されており、やはり無限に食べ続けることができます。まさに大人のスナックでしょう。
〆は天玉丼。トロトロの玉子とサクサクの衣にたっぷりのネギ。温玉のぶっかけうどんを丼にしたような料理であり、日本人の琴線に触れる味覚です。
以上を食べ、軽く飲んで4千円ほど。酒の安さが功を奏し、実にお値打ちな支払金額に落ち付きました。喫煙可なのが困ったちゃんですが、そのあたりは「目黒ほろよい党」と同様に、ある程度は覚悟して訪れましょう。男2-3人のしっぽり飲みにどうぞ。

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目黒は焼鳥やトンカツ、カレーにラーメンと生活に密着した飲食店が多く、そのいずれのレベルも高い。地味ですが豊かな食生活が約束されている街です。
市や区など狭い範囲で深い情報を紹介する街ラブ本シリーズ。2015年の『目黒本』発売から約4年の年月を経て、最新版が登場!本誌は目黒に住んでいる人や働いている人に向けて、DEEPな目線で街を紹介するガイドブックです。