ファストフードのような内装の店内。先にカウンターで注文を済ませ自分で水を注ぎ、出来上がり次第カウンターまで受け取りに行くスタイルはファストフードそのもの。スタッフは平日のゴールデンタイムでもワンオペを強いられており、接客に余裕がありませんでした。なぜかBGMにEDMが爆音でかかっており、この時点で諦観を深めた私。
オススメとされていた「肉骨茶満喫セット」を注文。 1,380円です。骨付きの肉か骨なしの肉かを選び、ライス・ミースア(麺)・油条(揚げパン)・海苔スープ・春菊の中から3つを選択します。
スペシャリテの肉骨茶(バクテー)。シンガポールの郷土料理(?)であり、ぶつ切りの豚あばら肉(皮付き)や内臓肉を、漢方薬に用いるスパイスと中国醤油で煮込んだものです。
当店のそれはコショウの風味が支配的であり、その辛さでしゃっくりが出始めるほどです。マイルドな豚骨ラーメンのようなスープはしみじみ旨い。肉は中くらいの味わいですが、1,380円の料理としては質および量に納得がいきません。
ライスの味わいは一般的な定食屋のそれと同等です。女子向けの茶碗に軽く1杯といったサイズ感。
こちらはミースア(麺) 。先のスープに素麺のような細い麺が入っています。麺そのものには歯ごたえや味わいに乏しく、スープを味わう料理です。しゃっくりが止まらない。
海苔スープ。個別メニューなので工夫があるのかと思いきや、なんのことはない、バクテーのスープに海苔が入っているだけでした。美味しいは美味しいのですが、ずっと同じ系統のスープが続くので正直飽きます。 しゃっくりが止まらない。
決して不味くはありませんが、取り立てて美味しいわけでもありません。量も少なく、セルフでのサービス。それでいて1,380円という結構な価格。いくら家賃が高い十番と言えどもさすがに高杉晋作です。食後感から逆算するに780円程度であって欲しい。割高なランチでした。
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当店の近所の中華料理店は下記の通り。どの店も圧倒的にランチがお得です。十番で中華は昼がオススメです。
- 火鍋 三田 ←なんて素敵な地獄絵図。暑い夏に最適なレストラン。
- ナポレオンフィッシュ ←中国の少数民族料理。今までに無い調味料の使い方!当店に限っては夜も良いです。
- 飄香 ←夜は高級店ですがランチは驚くほどリーズナブル!
- 永新 ←単品モノは高いですが、スープの旨さに悶絶!
- 登龍 ←ギョーザが1人前2,000円という地獄。
- 御膳房 ←ここもランチ。ランチコースもありますが、一番安いセットメニューで充分。
- 萬力屋 ←チェーン店ですが結構おいしくリーズナブル。
- 富麗華 ←中国飯店グループの旗艦店。ですが、高いだけです。
- 紫玉蘭 ←富麗華のセカンドライン。ランチは800円~と一気にお得に。
- 麻布十番グルメまとめ ←ほぼ毎日、麻布十番で外食しています。その経験をオススメ店と共に大公開!