店の奥に陣取る見るからにヲタクたち。独特の体臭と声の高さ、口調がその手の連中であると即座に認識できます。リーダー格のモヤシ男が着るジョジョのTシャツが実に良く似合う。「はねるのトびら」の「MUGA様とおーたむSAN」を思い出しました。インド旅行で価値観変わるタイプです。童貞です。
ランチメニューが豊富。あまりにダイバーシティに富んでいて、注文するのに5分近く悩んでしまいました。
「だからさあ、MRってのが全然わかんねーんだよ」店じゅうに演説するかのような大声で雑談するヲタクたち。おそらく彼らの佇まいからして、医薬情報担当者(Medical Representative)のMRではなく、複合現実(Mixed Reality)のMRを指しているのでしょう。
私は「黒酢の酢豚定食」を注文。900円と安い。これに+250円でミニマーボーを追加してもらいました。
「VR(Virtual Reality、仮想現実)ってのは昔からあるよな。ヘルメットみたいなのを被って、その中に映像を映して、歩き回ったりするやつだ。デカいゲーセンとかにもある。最近知り合いがVR上で集まってラジオ体操やり始めた」マジかよ。お前らハイテクなのかアナクロなのかわけわかんねーよ。
黒酢の酢豚。人工的な調味ではあるものの、人差し指サイズの豚肉が7~8本入っており、ボリュームは満点です。
「AR(Augmented Reality、拡張現実)ってのは、要するにポケモンGOとかsnowだろ?今ある現実世界に怪獣など耳だの鼻だのとかを後付けする。これも解りやすい」
+250円のミニマーボー。これは全然美味しくありません。麻辣味は一切感じることはなく、妙に甘ったるい。学食の麻婆豆腐のような味わいでした。
これはサラダなのか何なのか、意図がわかりかねる小鉢です。見た目通りの味わい。
ライスも普通。量が多めなので、普通の女子だと食べきれないかもしれません。
「わからねーのはMRなんだよ。現実世界に仮想世界を融合するんだろ?VRとARの上位概念で、デジタルのモノを現実世界に投影して、しかもそれを操作できるんだよな。トム・クルーズのSF映画とかで、色んな映像が空中に映し出されて、それに直接触れたり操作したりするアレだよな?それが全然わかんねーんだよ」全然わかってるよ、充分だ。
味噌汁は明らかに長時間火にかけられ煮詰まっており、ワカメが茶色近くにまで変色していました。
ちなみに連れは「台湾風タンタン麺」の半チャーハンセット。一口づつ頂きましたが、麺は揚げタマネギが妙に甘ったるく、スパイシーなスープを期待していた彼女は物足りない様子。チャーハンもやはり学食のそれといった味わいであり、この地域としては高くないですが、学食としては割高な中華料理です。
いずれにせよ、同席した客に品が無く、運が悪かった。「某高級鮨店において港区ババァが大暴走した話。」でも書きましたが、飲食店での発言内容は結構まわりに聞かれているので、大声でどうでも良い話をすべきではない。出会いはどこに転がっているかわからない。それが良い方向にも、悪い方向にも。名こそ惜しけれ。
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