変り種は日進ワールドデリカテッセン。麻布地域の外国人富裕層がひっきりなしに訪れる超高級スーパーです。駐車場は「外」ナンバーで埋め尽くされ、高級自動車の展示場さながらです。
ちなみに運営母体は「日進畜産工業株式会社」という、創業100年を超える、日本で最も長い歴史を有するハム会社です。広尾のナショナル麻布も確か同じ系列だったはず。
さてその日進ワールドデリカテッセンが2018年8月に移転する運びとなりました。といっても新店舗は旧店舗の斜向かいに位置し、徒歩だと1分、糸電話できる距離です。
リニューアルオープンに併せてセールも開催されます。何とも味のある広告。運営母体が畜産工業なだけあって肉推しです。鶏肉にきちんと「ハラール」と注意書きされているのがさすがは日進といったところ。
さて8/22(木)10:00に新店舗がオープンしました。普段は7割超が外国人客なのですが、私が訪れた際は日本人が多く比率は5-5といったところ。それでも通路で後ろから追い抜かされる際に「パルドン」と声をかけられたのは、さすがは日進といったところ。
旧店舗よりずいぶんと狭くなり、体感で3分の1ほどに圧縮された印象。これまではコストコ的特大サイズのカートがゆったりと通り抜けるほどの通路幅だっただけに残念。
それでも品揃えの良さは変わりません。陳列棚の高さが高くなり通路が狭くなったため、成城石井の大規模店舗にニュアンスが似てきました。
自慢の精肉コーナー。パック詰めされた肉はもちろん、「この肉をスキヤキ用に300グラムで!」のように、伝統的な肉屋に対する作業依頼も快く引き受けてくれます。
私がヘビロテしているのはシャルキュトリ。さすがは創業100年のハム屋、ソーセージやハムの味がとにかく素晴らしいです。
また、日に拠るのですが、形が不揃い・切れ端・賞味期限間近のようなワケアリ品が格安で手に入る場合も!自宅で食べる分にはこれで充分。入荷がある際は脊髄反射で買い物カゴに放り込みましょう。
ワインコーナーも狭くなっちゃったなあ、という印象です。品揃えは豊富なものの、全般的に割高な印象。高価なワインほど値付けが高く、デイリーワインはそれほどでもないので、普段使いするワインを買うのが良いでしょう。
新設された惣菜販売コーナー。「ロースかつ」「ベーコンかつ」など肉推しなのは、さすがは日進といったところ。この日はオープニングセールに関連しているのか、とってもお値打ち価格であったため、それこそ飛ぶように売れていました。
せっかくなので私も購入、「いか唐揚げ(deep fried squid)」「唐揚げ(deep fried chicken )」「エビフライ(deep fried shrimp)」 を購入。いずれも下味をしっかりつけるといった芸風であり、成城石井の惣菜に迫る美味しさです。
圧巻はエビフライ(deep fried shrimp)。端午の節句のチマキほどの大きさがあり、歯を当てるとその断面は直径3センチに迫る勢いです。都内屈指のエビフライと評される神田七條を想起させる美味しさでした。これで1本230円は大変お買い得。
旧店舗に比べるとかなりコンパクトになったため、「うおー!外国のスーパーに来たぞー!」のような謎のハイテンションを得ることは難しくなりましたが、品質と品揃えの良さは確かであり、上手く見抜けばお買い得品もチラホラ。今週末の麻布十番納涼まつりのついでに是非どうぞ。
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- ペリーニ アダージオ ←まさに隠れ家、デートにもバッチリ。
- ラ リューン ←クラシックで美味。高くない。
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- 蘭麻 ←夜は1万円超えの高級店ですが、ランチは1,000円代。追加料金でお願いできるカレーが最高に美味。
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