恐らく麻布十番で最も体育会系なお店でしょう。なぜなら店主は元カープの金石昭人投手。マダムは元バドミントンの陣内貴美子選手。
運よく夫妻がいらっしゃり、心のこもったご挨拶を頂けたのですが、それにしても金石選手のデカさと言ったらない。2メートル近くあり、バイトの小さな女の子とはまるで別の生き物のようです。
体育会スピリッツを受け継いでか、店員は皆、元気いっぱいの挨拶に、キビキビと軍隊のような身のこなし。全体として明るく活気のある店で、健康的な居心地の良さが感じられます。制服が皆ヨネックスwww。
生ビールは600円。中々の大きさであり、この界隈でこの価格はお値打ちです。ちなみに当店の食材は、金石選手が広島カープ時代に通っていたお好み焼き屋から調達しているそうな。
ホルモンミックス。様々な部位のホルモンが大ぶりにカットされ、ブリブリとした食べ応えを奏でます。ホルモンの脂っこい美味しさは当然として、タップリのネギとキャベツが嬉しい。シャクシャクじゅわり、シャクシャクじゅわり、ビールをゴクり。至福のひととき。
自家製の餃子。小ぶりの餃子が輪になって鉄鍋ごと供されます。パリパリとした食感が秀逸。肉の旨味も上々であり、ひとりで何ダースでも食べたい気分です。
とん平焼き。生卵を鉄板の上で薄く円くのばし、豚バラ肉を並べて焼いたもの。この豚バラ肉が厚さ5ミリはありそうで、それを卵が見えなくなるまで敷き詰めるのだから食いしん坊には堪らない。もはや豚肉ステーキに近いボリューム感であり、これで1,000円を切るのは素晴らしい費用対効果でしょう。
広島風お好み焼き。広島の方は「広島焼き」の呼称を嫌う傾向があり、ケンカの火種となるので気をつけましょう。麺はソバかウドンを選択できるのですが、やはり正統的なソバをチョイス。
小麦粉を水で溶いたものを薄く伸ばして焼いた生地の上に山盛りのキャベツをのせてフタをして蒸し焼きに。肉と揚げ焼きした中華麺を組み込み玉子で覆って頂きます。キャベツの甘味が格別、細めの麺の独特の食感もクセになる。
お好みでマヨネーズと辛味ソースを付与できるのですが、この辛味ソースがちょうど良い辛さ。ピリピリと暴力的に舌を刺激するのですが、やめられないとまらない。
お会計時に「お口直しにどうぞ」とシューアイスを頂きました。シューアイスって美味しいですよね。実は私はシューアイスが大好きであり、一時期は食べ過ぎて血液型がシューアイスと判定されたほどです。
お会計はひとりあたり4,000円と少し。まことにリーズナブルなお店です。ヘンな言い方ですが、飲食素人が始めたお店って、客目線が徹底してて私たち素人にとっても納得感があることが多い。大満足。
ちなみに当店以外にも西麻布に同業態の鉄板焼き屋、目黒には鮨屋があるそうな。そのうち行ってみようっと。今度はカープ女子と行こうかなデュフフ。
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