AW kitchen 10/麻布十番



AW kitchen 10。エーダブリュキッチン・テン、と読みます。AWってバーニャカウダの火付け役で、昔は青山にしか無くて予約が中々取れなかったように記憶しているのですが、今や日本国内に10店舗程も出店しジャカルタまで進出する一大レストランチェーンとなっていたのですね。
同じ十番のAW 5-5という店は朝の5時まで開いておりゴニョゴニョできるので重宝するのですが、当店は健全な時間帯で勝負です(以上、写真は公式webサイトより)。

乾麺のパスタセットは1,000円、生麺を用いたパスタセットは1,200円です。元々生パスタがウリのお店(だったように記憶している)なので、迷わず生麺の「淡路島のこだわり生パスタ!石野さんのトマトとバジルのポモドーロ『モッチリーニ』」を注文。
セットのサラダ。セットにしては量が多く、新鮮なゴーヤなどを用いた工夫が見られOCです。
ミネストローネの冷製。こちらもランチセットのスープとしては案外イケます。外気温に負けじとキンキンに冷やされたスープが暑さを吹き飛ばし、トマトの酸味と強めの塩味が今の気候にぴったりでした。
お待ちかね、AWのお家芸、生パスタです。一口食べて絶句しました。驚くほど麺が美味しい。ムチムチとした弾力にダイナミックな噛み応え。口に運ぶたびに小麦のふくよかさが広がります。この生麺の旨さはビストロチックエスと同等かそれ以上。そこらの偉そうなリストランテよりも全然レベルが上。

パスタソースも上々。フレッシュなトマトを潤沢に用いた贅沢なソースは心地よいニンニクの香りとチーズのコクを湛え、非の打ち所がありません。

チェーン化、ならびに低価格化に向かっているように見えたので、何となく足が遠のいていましたが、昔と変わらずパスタに懸ける情熱は健在でした。夜は飲み放題付きのコースが5,000円からあるみたいなので、今度は気軽な飲み会に使ってみたいと思います。



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麻布十番はイタリア料理屋も多い。ただし、おっ、と思えるお店は少数です。個人のお店のランチが狙い目ですね。
東京カレンダーの麻布十番特集に載っているお店は片っ端から行くようにしています。麻布十番ラヴァーの方は是非とも一家に一冊。Kindleだとスマホで読めるので便利です。


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