リッチモンドという、バンクーバー国際空港の近く、中国人がたくさん住んでる地域へ。このあたりにローカルに大人気のお粥屋さんがあるとの情報を入手しました。
日曜日であっても早朝からオープンしています。お粥の英単語のスペルはcongeeですが、当店は漢字で「金津」という店名でありKongeeというつづりです。ナビをセットする際は気をつけましょう。
我々以外の客は全て中国人であり、店員さんも普通に中国語で話しかけています。
オーダーシートに鉛筆でチェックを入れて注文します。きちんと英語訳はついているのでご心配なく。
お粥に+100円ぐらいで焼きそばをつけることができます。それほど美味しいものではありませんが、栄養素の無いおやつみたいな味わいでうっかりパクパクと食べ進めてしまいます。
細切牛肉のお粥。臭みのない柔らかな牛肉がたっぷりと入っています。肉の旨味が濃く、しっかりとした味わい。ベトナム料理における牛肉フォーのスープを思い出します。
魚と肉のお粥。何の魚か、ひいては何の肉かはよくわかりませんでしたが、素材そのままの旨味が溶け込み、どぎつく感じることは一片もなく、スイスイと食べきってしまいました。
Rice Roll, Green onion, Dry shrimp と記載されたもの。これは全然美味しくなかったです。中に春巻的なジュンワリしたものが入っているのかと期待していたのに何もなく、米粉のグダグダなシートが巻かれているのみです。タレを楽しむ食べ物なのかもしれませんが、それにしても箸が進まず大幅に残してしまいました。スイートチャイニーズドーナッツ。これはまあまあ。暴力的な甘さというわけでなく、油を吸いまくっているというわけでもなく、割と爽やかに食べ切ることができました。
チキンとマッシュルームのお粥。見たこともないような大きさの巨大キノコが入っており腰がひけてしまう。マリオも初めて巨大化する際は、自分よりも大きいキノコを本当に食べてよいものか躊躇ったに違いありません。キノコの土の香りというか、野趣溢れる香りが漂い好みは分かれることでしょう。
テイクアウトで黒ゴマ豆乳。これは既成品を移し替えているだけの瞬間を見てしまったのでさげぽよです。味わいは予想通りの黒ゴマ豆乳であり、この液体そのものには罪はありませんが、もうちょっと内緒で、客に見えないように既成品を使用して欲しかった。
全体的には満足。中国人で溢れかえる理由がわかりました。1人1セットでは量が多すぎるので、人数から3割ぐらい落として注文するぐらいでちょうど良いでしょう。空港の食事は味気ないので、コチラで腹を満たしてから機上の人になることをオススメします。
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