Dinesty Dumpling House/Burnaby Kingsway(Vancouver)


Metropolis at Metrotownすぐ近くにある中華料理屋。酒のメニューはあるけれども免許が降りておらず提供はできないという、日本人から見れば特異に映る店。しかし規制社会のカナダではよくある話。
客の95%は中華系であり、スタッフは全員が中国人でした。これは期待が持てるぞ。厨房がガラス張りで丸見えなのですが、料理人たちは仕事中に和気藹々とアイスを食べたりジュースを飲んだり談笑したりと、楽しそうに仕事をしています。
酸辣湯。酸味を期待していたのですが、胡椒味が支配的でした。唐辛子の辛さも結構強く、一般的に日本人に馴染み深い酸辣湯とはかなりかけ離れています。
牛肉の麺。麺が異常に長く取り分けづらいです。スープもコクが無く平板で、三田の中国家庭料理大連におけるスープ餃子のような味わい。他方、肉はホロホロと柔らかく、日本では中々味わうことのできない思い切った八角の使い方で良かったです。
海鮮おこげ。具材がゴロゴロと大きくシンプルに美味しかったです。おこげをもうちょっと焦がしたほうが香ばしくて食欲をそそるかもしれません。
「Dumpling House」の名の通り、スペシャリテはコレ系です。まずは豚肉の小籠包。普通に美味しいのですが、やはり南翔饅頭店のような本場の専門店には適わない。
鶏肉の小籠包。うっかりすると豚肉とも取り違えそうになるほど、味わいの方向性が酷似していました。同じく普通に美味しい。
野菜の小籠包。緑色っぽく透けて見える物体が謎。ので、解体してじっくり食べてみたのですが、ナスっぽい食感であることしかわからず、何の野菜かは結局不明です。
お嬢様用にあんまん。いわゆる小豆のあんだけでなく、チョコあんまんもあり美味しそう。
仕事が早く、注文したものが一気に届き、パーティ状態。テーブルが食べ物で埋め尽くされる幸せ。
鶏肉、ごぼう、ニンニクを炒めた料理。照り焼き的な味わいです。ビール飲みたい!
最後の最後に注文したことをすっかり忘れていた焼き餃子が届く。満腹ではち切れそうだっため、一口食べてギブアップ。公正な判断ができないため意見不表明。パッキングしてお持ち帰りです。

大人が好きなものを好きなだけ食べて酒抜き2,500円。やはり中華は普段使いのごちそうとして、どの国においても偉大な料理として再認識しました。

退店時は結構なウェイティングが生じており、人気店であることが伺えます。が、酒は無いため客がダラダラ居座ることはなく回転は速い。お近くに来た際には是非どうぞ。


「北米西海岸」シリーズ目次


関連記事
旅行が好きです。油断するとすぐに旅に出ます。楽しかった大型旅行の先頭記事をまとめました。リンクに飛んでから、順々に次のページをめくって頂ければ幸いです。



https://www.yelp.ca/biz/dinesty-dumpling-house-burnaby-3