博多もつ鍋 蟻月/恵比寿


連れがモツ鍋を食べたくて食べたくて震えており、いくつかのモツ鍋屋を検索。するとびっくり、数年前まで百花繚乱だったモツ鍋業界が、かなり縮退してるじゃないですか。みんなモツ鍋に飽きちゃったのかな。それともモツ鍋って仕入れだけが勝負であって調理は大して問題じゃないことがバレちゃったのかな。
選択肢が少ない中、選んだのは蟻月。およそ10年ぶりの訪問です。当時は電話が全く繋がらなくて大変でしたが、今では店舗数も増え、web予約もできるようになりました。それでも2週間先までは満席で、手堅く人気を維持しています。
予約時間少し前に訪れると、店内はガラガラなのに「前のお客様が~」とか言って外で待たされる。ああ、10年前から変わってないこの殿様商売スタイル。他の客は「なんで空いてるのに中でまたせてくれないんだ!寒いだろ!」と食い下がっていましたが、残念ながらキミの予習不足。当店は客よりも店の都合を優先するのです。
予約時間となったので入店。人っ子一人いない。しかし何の目的があって総入れ替えにするのでしょうか。「第一部オツカレ!ウエ-イ!乾杯!」とかやってんのかな。
生ビールは700円超の税別と、この手の飲食店にしては非常に割高です。隣の客は「あったかいお茶を~」と無駄金は払わない姿勢でしたが、「お茶だと、ウーロン茶と○○茶になりますが(キリ」と、店側も一歩も譲らない。
「サービスのショウガです!」とドヤ顔で提供。ずいぶんと恩着せがましい。こっちは席料ひとりあたり500円近く払っているんですよ。
酢モツ。臭みが全く無く、それでいてコリコリした食感はきちんと残り、とても美味しかった。ポン酢が独特の味わいで辛味も利いて酒が進みます。
辛子レンコンはメニューの写真とは全然違う量でジャロにチクりたくなりましたが、味そのものは悪くないのでギリセーフ。スライスの厚みが無茶苦茶で、あまり矜持というものをお持ちでないのでしょうね厨房は。
壁に謎のウンチクが書かれていて、面白くない割に不謹慎でした。色々とお花畑なんでしょうねこの会社は。
モツ鍋到着。当店はモツ鍋だけを注文すると「提供までに20分以上かかりますが!」と脅しをかけ、サイドメニューに誘導していく手口で有名なのですが、「提供までに20分以上」は真っ赤な嘘で、大体は10分もかからないのでご注意を。
今回は「白」と呼ばれるミソ味を注文。10年前は白と赤の両方を注文したのですが、いずれにせよニンニクであり大差なかったです。
どぎつく甘い味噌とわかり易いニンニク、たっぷりの脂。オトナのジャンクフードである。



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恵比寿も十番に負けず劣らず良い街ですよね。1度住んで、片っ端から食べ歩いてみたいなあ。余所者ながら印象に残ったお店は下記の通り。
恵比寿を中心に話題店が整理されています。Kindleだとポイントがついて実質500円ちょい。それにしては圧倒的な情報量。スマホやタブレットに忍ばせておくと出先で役立ちます。


博多もつ鍋 蟻月 恵比寿
夜総合点★★★☆☆ 3.0
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