ガイトーンTokyo/渋谷

店の前を通るといつも行列してるので何だろう?と気には掛けていたのですが、話題のお店だったのですね。バンコクの「ラーン・ガイトーン・プラトゥーナム」という有名なカオマンガイ屋台が日本上陸です。
 土曜日の18時頃にたまたま近くを通ったら、数組待ちだったので試しに入店。
 おおーう、この雑なテーブルと椅子のカンジ、タイの屋台そのもの。タイは学生時代に2回お邪魔しただけであまり詳しくないのです。しかもその際の思い出といえば、
 池の魚に与えるエサが1斤50円弱で売られていたので、
 友達みんなでワリカンで全部買い占めて一気に池に放り込んで、
魚たちの盆と正月が一緒に来たような騒ぎを見て楽しむ、ぐらいしか覚えていません。魚は当然に嬉しいでしょうが、パン屋のおばちゃんも売り切れだから早上がりで嬉しかったに違いありません。
 閑話休題。カオマンガイである。極めてシンプルなメニュー構成。パクチーは食べ放題なのに、わざわざパクチーサラダを注文する人はいるのでしょうか。
 大盛りに骨入りスープを注文すると、すぐに並べられるタレとパクチー、青トウガラシ。シンガポールの海南鶏飯とは異なり、タレのバリエーションは少ない。
 澄んだスープは無料で付きます。骨入りは50円増しです。50円は安い!と飛びついたのですが、可食部が少ない上、ほじくり出して食べるのが心から面倒くさいので、妥当な値段かもしれません。スープ自体は鶏の味が染み出しており、ちゃんこ鍋のよう。美味しい。
 カオマンガイ到着。鶏のスープで炊いたタイ米がシンプルに美味しい。鶏肉は味付けがあまりされておらず、肉よりもゴハンのほうが味が濃いという不思議な丼です。
 タレと青トウガラシを投げ込み、パクチーを乱暴に植えつける。鶏肉とタレとパクチーをお行儀悪くぐちゃぐちゃに混ぜ、大口で頬張ります。どうやったって美味しい。
 スープもおかわり無料。今回は肉抜きにしてもらいました。あ、こっちのほうが味に真っ直ぐ向き合うことができていいかも。博多の水炊きの最初の一杯みたい。
おかわりパクチーは容器ごと交換。私は都合3杯も頂いたのですが、見渡してみると結構パクチーを残している人が多い。うーん、パクチー苦手なのにどうしてこのお店に来ようと思ったのか。動機を小一時間問い詰めたいところ。
ちなみにタイ在住の友人が送ってくれた、本店の様子はこんなカンジ。同じものが130円ですと。なんだか色々やるせない。

というわけで、近所にあって空いているならたまに行くかな、というレベルのお店です。うちの近所には海南鶏飯食堂というチキンライスの名店があるので、私はわざわざ渋谷まで出張って行列に並んだりはしたくないので、もう行くことは無いでしょう。

でもちょっと海南鶏飯食堂は高いんだよな。パクチーおかわりできないし。やっぱガイトーンがうちの近所に引越して来てくんないかな。



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