試験も終わったし、原液ではなくきちんとしたカクテルを心ゆくまで楽しもうということで、パークハイアット東京41Fの当店へ。夜景を際立たせるためか、とにかく暗い。目が慣れるまで5分はかかる。
迫り来る圧倒的な夜景。大自然も良いですが、コンクリートジャングルだって良い所はたくさんあると思います。
ところで当店、21時までであれば6,000円チョイで飲み放題という、大盤振る舞いなプランを長年提供しているのです。普通、ホテルのメインバーで2杯飲めばそれぐらいかかるのに、飲み放題ってどういうこと?しかも軽食付き。時間を限定すれば世界トップクラスにリーズナブルだと思います。
乾杯は泡。シュワシュワするの大好き。
サラダはポーションが小さく、一方でグリッシーニがヘンに太くて長くてアンバランスですが、値段が値段なので文句は言っちゃいけない。
前菜盛り合わせ。上はサーモンのミキュイ。ポーションは小さいですが味わいは上々。中段は何かのスープ。悪くない。下段は標準的なパテドカンパーニュでした。繰り返しますが、飲み放題ってだけでお得なのに、軽食もついてくるだけでありがたやありがたや。
本当はカクテルを飲みまくるつもりだったのですが、結構食べ物が続くので、食中酒。ミュスカ久しぶりだなあ。試験に出ない品種だからごぶさたしていたのです。
引き続きお食事。上段のホタテのポワレは調理はシンプルであるものの、ホタテ自体の質が中々良く美味しかった。中段のローストポークは脂身が多くその脂もイマイチ。下段のパスタは火が通り過ぎではあるものの、腹を満たすという意味で満足のいくもの。
これだけ食事を出してくれるのであれば、赤ワインも。グ、グルナッシュ。その他の酒類対策でバニュルスは結構飲んだけど、スティルワインでは出ないので、超久しぶりに口にしました。
ペリトモリノ。ラムにすだちリキュール、ブルーキュラソー、パイナップル。字面どおりの味わいで爽やかでした。
ガーネットスター。白ワインに柿リキュール、クランベリードリンク。柿リキュールなるものがこの世に存在することを初めて知りました。
タンザナイト。エルダーフラワーリキュールに柚子リキュール、巨峰ジュース。エルダーとはスイカズラ科の植物でニワトコの花です。スイカズラって、見たことも嗅いだこともないけれど、白ワインで白系の花の香りがほのかに感じられればとりあえずスイカズラと言えと何かで読んだので、世のワインに係るコメントなんてそんなものかもしれません。
アイオライト。アップルリキュールにニンジン梅酒、ザクロジュースにチェリージュース。想像以上に思いっきりなニンジンで違和感。
ディアビーコン。スパークリングワインにホワートグレープドリンク。酔っ払い始め、あまり覚えていない。
女性にのみデザートが付くのですが、「あたし甘いもの食べないからあげる」。思った以上に食べ応えがあり、満腹。
うにゅー、すごく飲みました。それにしても安い。これだけの量を普通に飲んでたらいくらになることやら。新宿で飲むのであれば、ヘンな飲み屋に行くよりも断然コチラ。
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ホテルでの食事は割高ではあるのですが、サービスも味も大きく外すことは無いので安定枠として確保しています。その中でも私のお気に入りは下記の通り。
- ニューヨーク・グリル(パーク・ハイアット東京)/都庁前 ←食べ放題なのに食べ放題クオリティではない
- てんぷら山の上/六本木 ←唐突に旨い天ぷらを食べたくなった場合にカジュアルにどうぞ
- ザ・ロビーラウンジ&バー(ザ・リッツ・カールトン東京 )/六本木 ←「WOWバーガー」13,000円(税サ別)
- ステラガーデン/芝公園 ←東京タワーが0時に消灯する理由
- ピークラウンジ(パークハイアット東京)/新宿 ←21時までであれば6,000円チョイで飲み放題という大盤振る舞い
- キュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ/都庁前 ←滞在時間4時間。泥酔。
- シグネチャー/三越前 ←絶対に外さない、非の打ち所の無いレストラン
- あらし山吉兆/洞爺湖 ←吉兆の技術と北海道の素材が調和。
- 琉華菜苑/喜瀬 ←ブセナで唯一納得感のあるレストラン
- ザ バー/恵比寿 ←安い
- レ セゾン/日比谷 ←ジビエジビエジビエ!
- ラベ/西梅田 ←クラシックなフレンチ、正統派