初東京サマーランド。田舎の古びたボーリング場みたいな外観。東京に住んでしばらく経ちますが、左上のゾーンに全く疎い。吉祥寺と立川と八王子は、六本木と青山と代々木ぐらいの距離と捉えていたのに全然違かった。都心から1時間とか東京って名乗ってんじゃねーよ多摩県とか武蔵野県とかにしろよ。
ロッカーは500円を入れて、当日内は何度でも出し入れができて、帰りに100円が戻って来る方式です。
屋内の有料席は満席だったので、屋外の有料席へ。場所取りやシートの準備/後片付けの手間を考えれば、5,000円という価格設定は極めてリーズナブルだと思います。
そよ風と陽射しはすぐそこ。開放的で最高に気持ちいい。屋内はどうしても塩素臭く音も響いて落ち着かないので、結果的に屋外を選択して正解でした。
650メートルの流れるプールには無料で自由に使用して良い浮き輪が置かれています。私のように思いつきで水遊びをしたくなるライト層には大変有り難いサービス。
本日は連日の寒気と降雨の谷間に見つかった好天であったため、土曜日だというのに割と空いていました。最高気温は29.2℃。日が射せば快適で、曇るとやや寒いぐらい。
身体が冷えれば温浴施設へ。ここだけ唐突に混雑しており、妙に年齢層が高く笑ってしまう。と、言いながらも、ひとたび漬かれば我々も30分はグダグダしてしまう魔の温度設定。
すっかり身体が温まり喉の渇きを覚えたので、プレミアムモルツの大サイズ850円。良心的な価格設定。
ビールとポテトとフライドチキンの最強トリオに
味の濃い鶏白湯ラーメン。レジャーランドの売店にしてはかなり美味しい。
ところで、ジップロックにお金を入れ、水着のポッケに潜ませて遊泳していたのですが、全くのビショビショでした。こんなにお金を濡らしたのは生まれて初めて。みなさんジップロックはそれほど密閉性が高くないようなので気をつけましょう。
ししおどし的原理の樽ザッパーン。単純なのに、老若男女問わず今か今かと待ち続け、
スプラッシュ。人間って単純ですね濡れるだけで楽しいなんて。
デカスラ。総工費5億円の超巨大ウォータースライダーです。昨年オープンしたばかりで引き続き大人気。いつまでたっても「待ち時間120分」なので疑わしく感じ、今まさにデカスラを終えてきたカップルを捕まえて「本当に君たちは半裸の状態で120分も待ったのか?」と問い詰めると「いえ、全然もっと短かったっすよ!90分ぐらいっすかねえ!」との回答。ぐぬぬ、それでも90分か。。。
屋内プールで大波が出る時間帯だったので覗いてみると大混雑。たった今終わったばかりのようで、人の入れ替え中なのですが、その混雑っぷりったらない。ゲルマン人の大移動もこんな感じだったんだろうなあ。
一方で、簡単なスライダーは5~6分も待てばすぐに滑れます。夕方にしてようやくアトラクションめいた楽しみ方ができました。
と、ここで事件発生。ポケットに入れていた防水カメラが無い。うーむ、あのカメラは高くは無いが防水耐衝撃がきちんとしてて、世界中を共に旅したので思い入れがある。
とりあえず遺失物係に聞いてみると、「あ、あのオレンジの?ありますあります」と大変話が早く拍子抜け。「じゃあ、本人確認のために、ご自身が写っている写真をお見せ頂けますか?」とのリクエスト。臨むところである。
日光を全身に浴び太陽の笑顔を広げる私。滝に打たれ苦悶の表情を浮かべる私。
「クールダウン」を具現化した私。
右手には祝福、左手には歓びを備えた私。
「も、もう結構です。。。」「あ、あとこの前ガウチョパンツ試着した時の写真もあるんだけど、どこだったっけかな?」「あ、いえ!もう確認が取れましたので大丈夫です!」なぜ写真を見せろと要求してきたお前が少し恥ずかしそうな表情を浮かべているのだ?こちらにはまだまだ取っておきの一枚があるというのに。
気を取り直しておやつ。30センチ近くのポテトを抱えている客を大勢目撃しており、一様に楽しそうだったので私もチャレンジ。なのですが、何のことはない、成型肉のように一旦バラしたジャガイモをもっぺん固めただけでした。ランチに食べた普通のポテトの方が美味しい。皆さんご注意を。
今さらですが、椅子の有効活用方法を思いつく。有料席はテーブルと椅子4脚が備え付けられているのですが、我々は2名であるため色々持て余していたのです。テーブルと椅子は要らないからサマーベッドふたつにして欲しいなあ。
本日は20時までの営業だったので、日が落ちても楽しめます。さすがに水温が下がってきたので、プールが見えるビアガーデン的に楽しむことに意識を切り替える。それにしても雰囲気いいですよね。フロリダあたりのリゾートホテルだと言われても納得してしまう。
本日の大波最終回に参加。昼間よりも全然空いていたので快適。ただ、浮き輪ナシだと間断なく襲ってくる大波にうまく乗れず水をかぶることもしばしば。
閉館までたっぷりと楽しみ、大変充実した1日となりました。やはりプールは楽しい。子供の頃もプールって超楽しいと考えていましたが、大人には酒もオヤツも好きなときに好きなだけ楽しめるという武器があるため、子供時代の楽しさを遥かに凌駕しています。年を重ねるごとに楽しみが増えていきますな。
八王子駅に戻って来たのは20:30。クタクタに疲れきっているし服装もラフラフなので夕食どうしようかと思案すると「あたしは大戸屋のぜんざいが食べたい」とピンポイントなリクエスト。大戸屋にお邪魔するのは10年ぶりぐらいなので緊張です。
海苔と昆布出汁にチーズと生クリームに柚子胡椒のソース、のうどん。これがびっくりするほど美味しかった。和洋折衷の味を重ね合わせた逸品で、サンセバスチャンあたりのレストランで出てきても何ら不思議ではない。うどんもはっきりしたコシで私好み。
鰯の照り焼きご飯は味付けが濃くべったりとした一皿。若干、品の無さを感じましたが、たっぷりの五穀米と共にファミレスと思えば悪くない。
大戸屋、素晴らしいですね。一度真面目に食べに行きたいと思います。男4人でテーブル席を陣取って、片っ端から単品で頼みまくり、酒を浴びる。昔似たようなことを和民で試したことがあり、5時間かけて全メニューを食べつくしたのにひとり6,000円で済んだ楽しい思い出があるのです。
大戸屋・ダイナミック・チャレンジ。参加者募集中。
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