ROCKHILLS GARDEN/川崎

伊豆にある日本一予約の取れないキャンプ場『Aqua Village』に、昨年2度にわたってご一緒させて頂いた、昔の仕事のパイセンが独立。長野県小諸にキャンプ場を、川崎にイケてるドミトリー宿とBBQ場をオープンさせました。
今回はラグジュアリーBBQスペース『ロックヒルズガーデン』のオープニングパーティへご招待頂きましたのでご紹介。ラゾーナ川崎裏手のビルの屋上をリノベーションです。
巨大な炭火焼グリル。こんなデカい設備、横須賀の在日米軍基地で見た以来である。それにしても、夜景とのアンバランスが非日常を演出してくれて魅力的。
ウッドデッキも芝生も清潔に整えられているので、途中から裸足で過ごすことにしました。広々として開放的。ここなら人目を気にせずにアイスバケツチャレンジできそう。
食事はオーダーメイド型世界各国料理ケータリング『Globe Caravan』より。身近な仲間ひとりひとりが因子となって、またひとつ新しいビジネスが拓ける現場に立ち会えるのは嬉しい限り。
 前菜はシラスのコンフィのバゲットに燻製したカマンベールチーズ。燻製たまらん食欲に着火。
 カブを中心とした野菜のジェノベーゼ。カブに重きを置いて食べるのはレフェルベソンス以来だなあ。美味しい。
 レバーのコンフィ。鼻血が出るほど旨かった。暑い1日だったので、既に生ビールをたらふく飲んでいたのですが、この皿はわかり易く赤ワインスイッチをオン。
 タコスで箸休め。BBQなのにこんなにたっぷり野菜が摂れるのは嬉しいですね。
 トリッパのトマト煮込み。なんと緩急自在なBBQ。焼き物に全然たどり着いていないのにこんなに酔っちゃって大丈夫かしら。
 ようやくBBQに到達。華のあるサーモンから始まり、
 焼きであってもたっぷりのお野菜は忘れずに。
 大ぶりな手羽先は下味がしっかりとついており旨味のある脂がたっぷり。ビールを呼び戻す。
 本日のラインナップはBBQというか、グランピング仕様ですな。健康健康マジ健康。
 鶏肉はシュラスコ串で勝負。
 バルバッコア・グリル以外で、そして身近な人にシュラスコを振舞ってもらえる日が来るとはね。
 豚肉。ぶ、ぶ厚い。。。ボルドーのラ・トゥピナのプレゼンテーションを彷彿とさせます。
 それにしても炭火焼はどうやったって旨い。遠赤外線がどうのこうのという理論の他に、皆で火を囲むという原始時代からの営みに何か関係しているとしか思えない。
 引き続き牛肉。どう考えても美味しいですよねこんな塊で焼いちゃうと。
「よき料理、よきワインがあれば、この世は天国」を具現化した瞬間。
おや、ライスもあるじゃないか、と目をやると、、、
 みんな大好きカレーが鎮座。軽井沢のホテルにも卸している本格派。ラグジュアリーなBBQの〆にカレーで満足するというのは逆説的で愉快痛快。
ドローンを持ってきた方がいたのですが、風が強く断念。箱でけえ。
 ジャクージで休憩。これは女子があげぽよ間違いなし。
ちなみに「ジャグジー」という記載をよく見かけますが、あれ、全然間違ってますからね「シュミレーション」ぐらい違いますからね。そもそもジャクージはカリフォルニアのジャクージ社の商標でホッチキス的な扱いなのです。

設備の総てが見事なあつらえでした。都会の駅ならびにショッピングモールの近くに清潔で上品なBBQ場があるのは有り難い。屋上という開放的なロケーションはもとより、他の変な客と一緒にならないで済むのが個人的には嬉しいです。
どうもグランピングを強く意識した誂えだなと感じました。グランピングとは、「グラマラス×キャンピング」の造語でラグジュラリーなアウトドア体験を楽しむ昨今のトレンドです。未だきちんとした本は発売されておらず、ムックであればいくつか売られていました。ムックって、早く買わないと売り切れちゃうんだよな。。。
Kindle版であれば半永久的に買うことができていいですよね。おまけに安い。ホットドッグプレスのなんて200円です。

それにしても、新規ビジネス揺籃の地がこんなにも洗練されたハイカラな空間なのは嫉妬する。私が主催する、秋のBBQパーティの会場はここにしようかしらん。
後日、花火大会にもご招待頂くと、手の届きそうな位置に光の雨が降ってくる。
うまい肉を生ビールで流し込みながら、光の祭典を貸切で楽しむ。贅沢な一夜でした。
そうそう、肉と言えばこの本に焼肉担当として私のコメントが載っています。私は焼肉よりもコンテンポラリーフレンチやイノベーティブあたりが得意分野のつもりだったのですが。。。まあ、自分の評価よりも他人の評価が全てです。お時間のある方は読んでみてください。

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