今年の夏のスイーツの話題を全てさらっていったカキ氷とご対面。が、これはカキ氷とは違いますね。かといってアイスクリームやジェラートとも異なる。まだ日本語に無い食感です。シュっと口に入る割にモタっと口の中に留まり、ジュルリと喉へ流れていく。わかりませんかそうですか。
1,200円は高いなあと思いましたが、ハンドボールぐらいの大きさがあるため、そう割高ではないかもしれません。テイクアウト900円はかなりお得。
ブラウンシュガーのゼリーやパンナコッタ、クッキークリームのアイスもつきます。そのままでも充分楽しめますが、コーヒーシロップをかけて味を重ねるのもまた一興。
ブラウンシュガーのゼリーは甘ったるくてイマイチでした。付属品を全て除いてカキ氷のみを600円ぐらいで出して欲しい。
さて、本題に入りましょう。春は芸者さんに囲まれてお花見。夏は盆踊りです。
霧雨が舞ったり落ち着いたりと絶妙な天候でしたが、個人的には空いてくれるので嬉しかった。浴衣を着ていくかどうか、家を出る20分前まで迷って結局やめちゃったんですが、やっぱり着ていけばよかったなあ。
ご招待して下さった方のブース。無料で日本髪を結うのです。
私は生ビールをご馳走になる。外で飲むビールってなんでこんなに美味しいのでしょうか。
夜店をひやかして周る。県民会みたいな団体がご当地料理を競い合う雰囲気です。広島焼の行列がダントツ。
ブルーベリーフレーバーのビール。通常の生ビールより割高なのに、あまり付加価値は感じられず。というか、私が買ったビールなのに、通りがかりのアジア人が「写真を撮らせてくれ」とかいって、私の占有物を様々な角度からフレームにおさめていった割に感謝はしないという下賎の極み。
目移りしながらも落ち着いたのはウインナー。肉の味がしっかりと感じられ、夜店としては及第点。
秋田県出身の方に秋田のお酒をご馳走になる。芳醇。ホタテの燻製が欲しくなりました。
水炊き唐揚げ。どのあたりが水炊きなのかは不明でしたが、列の長さ相応に美味しかったです。
日比谷公園の噴水をぐるりと取り囲んでの盆踊り。さすがに日舞の先生の踊りには華がある。基本的に盆踊りは素人の飛び入り参加ばかりなので、いきおいコリオを心得ている人に視線が集中するのですが、先生はダイナミック笑顔で弾けまくるので半径50メートルで最も目立っていました。
閉会後、モスバーガーがホットドッグ150円というダンピング。思わず飛びついてしまいましたが、店舗クオリティとは程遠く、盆踊りの夜店仕様でガッカリ。150円で助かった定価なら身悶えしてしまう。
打ち上げ。皆さん浴衣で髪型もバッチリのまま酒宴に突入。盛り上がって皆でバハマママを踊る。私は河内音頭で育ってきたクチなので、レパートリーがひとつ増えました。
「なんだなんだ?」と、店内の外人が集まってきます。そう、外人にとっては日本人が日本人らしいことをやっているだけでウケるんですよね。私も日本人的な何かを身につけたいなあ。
東京オリンピックまであと5年。無為に過ごすには長すぎるけれど、何かを成し遂げるには短すぎる期間。何ができるかな。都内の寿司屋を全店舗巡って、マスター・オブ・スシみたいになろうかな。
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「東京最高のレストラン」を毎年買い、ピーンと来たお店は片っ端から行くようにしています。このシリーズはプロの食べ手が実名で執筆しているのが良いですね。写真などチャラついたものは一切ナシ。彼らの経験を根拠として、本音で激論を交わしています。真面目にレストラン選びをしたい方にオススメ。