ワインをめぐる冒険 vol.1~ギャラリーラファイエット~

年初から円安が続くので今年は海外旅行を控えていたのですが、4月にうしごろでイケメン後輩と食事をしていた際に「今、ユーロがいくらだかご存知ですかメーン?130円切って、近々ドルと逆転する見込み。今ヨーロッパを目指さない奴は情弱」と脅され、原油が下がってサーチャージも高くないし、それならばとパリへのチケットを手配したのです。
無人出国手続きにチャレンジ。無人出国自体は行列もなく、20秒ほどの操作でラクチンなのですが、事前登録手続きに20分ほど要したのでなんだかね。パスポート取得時にそんな手続き済ませておいておくれ。あと、出国のスタンプが押してもらえないから、蒐集癖のある方は避けたほうが良いでしょう。
夕方にCDG着、チェックインと簡単な荷解きを済ませ、18時に連れと解散し自由行動。ちょうどセールの時期でもあるため、まっすぐにギャラリーラファイエットへ。
昨年からレイアウトが、というか、食品館自体が隣の建物に移転していました。
いつ見てもここのボルドー館は圧巻。ワインの教科書に出るようなものは全て置かれているのではなかろうか。もちろんボルドーだけでなく、フランス各地のワインや、新世界であってもプレミアムワインであれば置かれていたりもします。
5大シャトーやペトリュス、ディケムの山々。頭がクラクラする。最高値は60,000ユーロでした。
品揃えは素晴らしいものの価格は決して安くない。為替や持ち運びリスクを考えたら日本で買ったほうが良いと思います。私が初めてヨーロッパを訪れたのは2002年であり、当時は1ユーロ90円代だったので、どうにもその印象が強く働くため、ヨーロッパで大きな買い物ができないのです。

でもまあ、高いワインはお店で飲むべきと私は結論づけている(ワインを美味しく飲む設備も技術も私は持ち合わせていないし、劣化でもしていたら発狂してしまう)ので、今回もウインドーショッピングに留めておくこととします。
スイーツの有名所が一同に会すので、見ているだけで楽しいです。ただ、銀座と同様にこのあたりでも中国人が多く景気よく爆買いされており、何を買うにも行列の人人人。
なぜパリにまで来てアジア以上にアジア人に囲まれて買い物をしなければならないのだ、という疑問が生じてしまい(私もアジア人ですが)、ギャラリーラファイエットからは離れてプランタン近くのモノプリへ。ここはいわゆる普通のスーパーなので、安心してお買い物ができます。とは言っても、日本に比べると動線やオペレーションは低レベル。日本人は当たり前のことを当たり前にこなすことができる天才ですね。
19時、気温20℃。半袖がちょうど良い。空が高い。なんだかんだ言って今回も楽しい旅となりそうです。
ホテルに荷物を置いて連れと合流し、昨年お邪魔したレストランで夕食。店員のおばちゃんの英語力が飛躍的に向上していて驚きました。私も仏語を勉強することにします。TOEIC600点ぐらいのフランス語レベルにはなりたいなあ。

「ワインをめぐる冒険」シリーズ目次

このシリーズは間違いなく名著。一般的なガイドブックと全く観点が異なり、完璧にワインラヴァーを向いています。ワインがテーマのフランス旅行においては必携!


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