栄寿司では腹4分目程度に留め、酒場を求めて引き続き魔界村を散策。
蠱惑的な入り口に健康的な太陽。なんとも芸術的なワンシーン。
後述の「鳥房」は15時オープンとのことだったので、たまたま目に付いた名も無き酒場へ突入。
13時でこの客入り。この後すぐに満員になり、店員の手数が足りなくなるというフル回転っぷり。なんちゅう街や。
引き続きビール。グラスをガッチガチに凍らせており気持ちが良い。この後ハイボールを注文すると、氷を一切入れない男らしさ。体感では一般店の2倍量。
島らっきょうは若干辛味が強いものの、スターターとしては○。
鶏皮ポン酢。これは美味しい。ジャンクフード的な脂身と濃い目のポン酢が絶妙にマッチ。
12時から時計回りにとりわさ(鶏ささみ)、レバ刺し、ハツ刺し。とりわさは新鮮でクセが無いものの旨味もなく印象に残らない。レバ刺しは適度な鉄分を感じられて美味。ハツ刺しは刺身こんにゃくのような味わいでまずかった。
店員さんが忙しそうだったので、毎度毎度注文するのを控えるためにメガジョッキ。恐らく1リットル近くある。全然減らない。
小海老のフライ。揚げたてアツアツではあるものの微妙。
イワシを焼いたやつはナイス。苦味と旨味がホロホロと口の中で解きほぐされ、自動的にビールがすすみます。
きちんとしたテーブル席でじっくりと腰を据えて飲むことができました。滞在時間3時間。メガジョッキにかけた時間2時間超。
鳥房に戻る。ナメてました。すっかり行列。ここでも30分近く待ったかな。そうそう、この街はやたらと自転車が多い。しかも横柄にチリンチリン鳴らしながら迫ってくるのでムカつきます。ただ、立石の通行人の半分は人殺しらしいので、サッと道を譲り文句を言われる前に土下座する勢いで過ごします。
店内に入る。「ああー!もう!もっと詰めて詰めてうらぁあああ!」と店のおばちゃんにいきなりブチ切れられる。くわばらくわばら。相席でゴメンナサイどころかテトリスみたいにギッチギチに詰め込まれ、たとえ食事中であっても席替えを強要されるシステムです。「ビール?3人?じゃあ2本ね」と注文も勝手に決められます。
お通しの煮込み?よくわからんが味が濃くとりあえず酒は進む。
ポン酢刺し。ポン酢好きだなこの街は。大量のネギと濃い目のタレ、程よい辛さの鷹の爪。「おい!カサ忘れてるよバシッ!」と、オバチャンが客をドツいてました。私が目撃しただけでも3人ぐらいしばいてました。
「から揚げ(時価)」を恐る恐る注文すると、「3人だから3つね!」と一方的に数量まで決められる。それにしてもすごい大きさ。うまくバラせばケンタッキー4つぐらい取れるのではないか。最初は美味しいのですが、量が多すぎて終盤は飽きる。「おい!もっと詰めて!そんなんじゃ後から入れねえだろうがくらぁああああ!」一番怖いのはオバチャンの服装。ヒョウ柄と花柄のミックスなの。
〆は餃子の有名店へ。ここもちょっとした行列。
ここにおいてもビール。久々だこんなにビール飲むの。
水餃子。皮を楽しむ。モチモチ美味しい。常連風の客は皆、水餃子を注文していたので、これが一番良いのかも。
ニラ焼き。大量のニラとなぜか卵焼きが入っている。イマイチ。
焼き餃子。コチラはオーソドックス。焦げ目がバシっと決まっていて良い。ただし満腹。もうだめ限界。
反省会でサンマルクカフェ。正午から20時まで良く食べ良く飲みました。
なんだかんだで使ったお金は10,000円弱。決して安くは無いですな。まあ、昼間っから延々ダラダラ酒を飲むことが街から許されており、その仕組みに身を委ねる余興と考えれば充分に満足できます。日曜日とあり定休日が多かったのが残念。今度は平日にチャレンジ。