Amnesia/Ibiza

 「イビサ=アムネシア=泡パーティ」という理解をしている人も多いのではないでしょうか?
 毎週水曜日と日曜日の明け方、すなわち木曜日と月曜日の朝5時半に開催される泡パーティ。
 どう見ても楽しそうである。
日本でも泡パーティを始めたクラブがあるそうですが、やはりアムネシアに比べると色々違うらしいです。ならば、本場に行かねばなるまい。
街中のチケット屋。「今日はアムネシアとスペースのパーティがイケてるぜ!」と、チケット屋のにいちゃん。日曜日だし、そりゃあもちろんアムネシア一択でしょう!
割引チケットを買ってレッツゴー。
ちなみに前述したとおり、街中やビーチでこういうおねーさんたちがフライヤーを配っているので、それで10ユーロぐらい割引になったりします。
深夜2時まで仮眠をとり、DISCO BUSという、島内のクラブを巡回する3ユーロのバスに乗って向かいます。ちなみに場所によってはクラブが専用のシャトルバスを出しているとこもあるそうな。
深夜3時とは思えないバス車内。
イビサタウンからバスで10分で到着。とにかくデカい。
泡パーティのことは、エスプーマパーティとか、フォームパーティとか言います英語で。ちなみに、このパーティ、身長160cm以下だと溺れるらしいです。さらに、痴漢が続出であり、女性は触られる覚悟をもってフロアに降りなければならないらしいです。私は低身長の女性連れということもあり、当空間内で最も立場が弱い。
当店も年齢確認や持ち物検査はありませんでした。店内は水10ユーロ、ビール15ユーロと非人道的な価格設定なので、ペットボトルをポケットに忍ばせて持ち込んだほうが良いかもしれません。
メインルームとテラスの2部屋があって、テラスのほうが小学校の体育館ぐらいの大きさで、人も多く盛り上がっていました。
入り口付近は動線が悪く1メートル動くのに15秒ぐらいかかるほどの混雑。
なるべく奥へ奥へと進みましょう。比較的動きやすくなります。
泡のかからない、バー前の少し高さのあるフロアの柵と壁に囲まれたゾーンを確保。念のため水着も着用。さあ!いつでも泡よ来い!
深夜3時すぎ。すごい盛り上がり!
ちなみにこのブシューは泡ではなく、テレビでクイズに間違えた際にブシューと発射されるやつのお化けです。
ゆうべのパチャに比べると段違いの盛り上がり!DJ(?)が2人体制で、片割れがベラベラと喋ったり客を煽ったりと、すごく楽しい。
音楽も旋律に溢れており、誰もが知っている曲のリミックスが流れます。ニルヴァーナみたいなロックまでかかって、しかもきちんと盛り上がる。
音を切って皆で手を左右に振って歌ったり。ゆうべのズンドコとリズムを刻むだけとは一線を画し、みんなが知ってる曲をみんなで楽しみましょう的なパーティですごく良かったです。DJがきちんと客を向いて選曲していた気がする。
ただ、4時を過ぎるとパラパラと人が帰り始め、どう考えても泡をやる気配が無い。何かヘンだと思い、バーのスタッフに聞いてみると、「今日は、というか今シーズンのフォームパーティは水曜日だけになったよーん。その代わり、パリスヒルトンが毎週来るからな!エンジョーイ!」っですって。歯が全部抜けそうになった。がーん。私は泡を楽しみにイビサに来たのに。連れは濡れて捨てても良いように死ぬほどダサい服装で来場していたというのに。まあ、公式ホームページを確認して予定を組まなかった我々が悪いのですが。
確かに水曜日と書いてらっしゃる。やはりイビサに来る日本人は、他の観光地に比べて相対的に少ないので、中々ネットからタイムリーな情報を得ることができませんね。今後は外人のブログとか、公式ホームページで確認することとします。

とは言え、パーティ自体はすごく楽しかった。パチャではふーんこんなんの何が楽しいの?ぐらいにしか思えませんでしたが、アムネシアはすごく良かった。というか「アムネシアは」という言い方は間違っていて、パーティひいてはDJに拠って行くクラブを選ぶのが正しい利用方法なんですって。

全くのド素人の私でも知っているパーティは、David Guettaさんによる「F*** Me I'm Famous (FMIF)」やRichie Hawtinさんによる「ENTER.」など。ドットの使い方がモー娘。っぽくて良いですね。

さらに日本に帰ってから知ったのですが、私がお邪魔した際に妙に盛り上げ上手だった兄ちゃんは、Afrojackという24歳のオランダ人で、フォーブスによるDJ年収調査では世界7位1,800万ドルだと。俺もDJやろうかな。


「イビサとバスク」シリーズ目次
下から上に向かっています。レストランの記事が多いですが、殆どが写真です。


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