ウルフギャング・ステーキハウス/六本木

アメリカ、というかNYのステーキと言えばピータールーガー。そしてピータールーガーと言えばウルフギャング。そのウルフギャングがまさか日本にやってくるとはね。と言っても直営ではなく、カプリチョーザやハードロックカフェを運営するWDIグループへのライセンス供与らしいです。

NYに比べて六本木店は客単価20,000円オーバーと、アメリカ料理でそんなに払うのは納得いかないなあとためらう。でもどうしても行ってみたかったので、まずはランチへ。
ハンバーガーにチーズをトッピング。これが驚くほど美味しかった。完全に肉を食べている。肉がうまい。アメリカンフットボールのような味わいです。都内の有名ハンバーガー屋は一通り試したつもりでいるのですが、ここはその中でもトップクラスです。

なるほどね、と強く納得し、次は夜に来てみようと心に決め、ホームページをチラチラ見ていると、ハッピーアワーにバーカウンター限定で4,800円でステーキを出すとの表記!即座に飛びついてしまう。
まずはビール。お通しで自家製のチップスが出ますが、特に美味しくはない。
キキキキター!肉ぅぅうう!と叫ぶはずだったのですが、なんとなく貧弱。見るからにイマイチ。
このように「骨付き熟成サーロインステーキ(330g)」をカットしてサーブしてくれるのですが、質量の半分以上は骨なのではあるまいか。
味も別に普通。本当にこれ、熟成肉なのかね。じっとりとした旨味が皆無。スカスカなダルイカンジ。がっかりだ。
がっかりと言えば、「本日のワイン」。本日のワインって何やねん、と店員に尋ねると、「メルロー」とだけ返ってきました。これで私は何を判断しろと。仕方なくそのままお願いすると酷いもの。おそらく新世界の安ワイン。というか紙ナプキンみたいなのをコースター風に置く意図って何?
もういいやと思ってお会計をお願いすると、ちょっとまったデザートにキーライムパイがありますと、付き合いデザート。予想通り暴力的な甘さでした。

結局なんやかんやで凄く高くつきました。これならフォルクス3回行った方が幸せになれる。

あと、店員は全員素人ですね。まともなサービスができる雰囲気が皆無。外国人客が多いためか、それなりに英語はできるものの、信頼感が全く無い。大切なお客様をお連れすることなんて絶対にできません

雰囲気もアウトバックにテーブルクロスをかけただけ。天井からテレビとか吊ってるし、ターゲットがさっぱりわからん。これなら少し歩いてワカヌイに行った方が3倍美味しく2倍スタイリッシュでお代は半額で済みます。

最初から夜に行かなくってよかった。しかし、ハンバーガー抜群に美味しい。それはそれで良い経験だ。

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ウルフギャング・ステーキハウス 六本木