カリブ海クルーズ vol.12~コズメルとトゥルム~


朝食との闘いは続く。飲料であれば間違いないはずと野菜ジュースとオレンジジュース。野菜ジュースは悪くないものの、オレンジジュースは生絞りにはありえない甘さ。ラウンジで入手したカプチーノを持ち込んでお茶を濁す。

本日も1日観光ツアーに参加。船内の集合場所に定刻に向かうとそこから30分以上出発を待たされる。こういうどうでもいいミスが本当に多いこの船は。バッファを取り過ぎると逆に時間を守らなくなりますよ民衆は。
メキシコのコズメル着。事前予習ナシで臨みましたが、ここまで海がキレイとは!
フェリーに乗り換えてplaya del carmenという地へ上陸。さらにここからバスで1時間超。その乗り換えが、ツアーであるためかいちいち時間がかかるのでもうウンザリ。お目当ての地に辿りつくのに4時間近くかかりました。もっと工夫すれば2時間で行けるはず。おそらく似たような悩みを日本に訪れる外国人観光客も抱えているはずなので、ここはひとつ、外国人富裕層向けVIPサービス業でも始めようかしらん。
tulumという遺跡へ。日本の世界史の教科書でマヤ文明と言えばチチェン・イッツァ単推しですが、世界の旅行者にはここトゥルムも結構推されているようです。まずはイグアナ的な。
ちなみにガイドのオッサンがガチで使えない奴で、遺跡に関係のないどうでも良い話ばっかしやがる。仕方ないので最終の集合場所を確認し勝手にツアーを離脱することに。他の参加者は我々を羨望のまなざしで見つめるものの、そのような狼藉に踏み込むことができず。これが侍魂。
遺跡内を自由に散策すると絶景に遭遇。遺跡と海がセットな場所は中々ないぞ。
ちょいちょいツアー集団の居場所を確認すると、未だスタート地点あたり。彼らはこの絶景に出会うことなく石の塊だけを見つめてツアーを終えることでしょう。
悠々と遺跡散策を終えた我々は一足先にカフェでコロナとトルティーヤでアミーゴ。
私はファフィータ。メキシコでメキシコ料理を食べるのは数年ぶりですが、それまでの経験と比べるとあまりメキシコメキシコしておらず、完全にテックスメックス。旅行者向けにマイルドにしているのかなあ。
連れのナチョスも同様。美味しくはあるものの、地域性を感じることはありませんでした。
それにしてもこの海の美しさ!宮古島の前浜ビーチ以来の衝撃でした。
コズメルへ戻る。コズメルは見るべきものは何も無く、アメリカ人向けの土産物屋ばかり。
このキュートな骸骨たちには心が惹かれたけれどもね。
同じ会社の船がお隣に停泊中。ふたつ並ぶとすごい迫力。ちなみにコズメルの市街地は港から車で10分ぐらい離れていて、タクシーで戻って来いだと。こういうところ、ケチるんだよなロイヤルカリビアンって。
まずはラウンジで喉を潤す。
部屋に戻るとサルが。
夕食にサラダ。印象なし。ちなみに1時間前に出航したのになんかまた同じような景色が見えるなあと不思議に思っていると、「急病人が出たので陸まで引き返してる」とのこと。一応医者も乗船しているのですが、本格的な治療までは難しいのでしょう。
「アンガスビーフナントカスライダー」というものを注文してみたら、なぜかミニハンバーガー。しかもアンガスビーフかどうかは非常に怪しい。
部屋に戻り8mileを観る。この映画はスラングだらけで何言ってるかさっぱりわからんかった。しかも終始薄暗い絵の中で口喧嘩ばっかしてて絵からストーリーを読み取ることもできず意味プーです。たぶん、気の短い兄ちゃんがバイトをサボって素人ダジャレ自慢大会に参加したら優勝しちゃったぜメーン、っていう話だったと思う。

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