ラベ/西梅田

ブルガリ跡にひらまつが出店予定。次に関西来た時はハシゴしよう。私はひらまつに出資しているので、常に2割引で食べることができるのですえへへ。ひらまつは現在、関西への出店を加速しており、今後の展開が楽しみな企業。

さて、リッツカールトン大阪のメインダイニング、ラべ。食材偽装問題に関連して、こちらのマネージャーと何度か電話でやりとりしたことがあり、その直後に大阪に来る機会があったので勢いでお邪魔することに。
雰囲気が重厚。個室よりもダイニングのほうが照明が明るいため、個人的にはダイニングのほうが好き。このあと全テーブルを埋めていました。食材偽装問題なんて全くどうでも良いという証明ですね。日本のメディアは名店の足を引っ張るのをやめましょう。
アミューズはゴボウの香りが濃いスープ。底にはハムが盛りだくさん。そうそう、これこれ。当店は"ど"クラシックな料理を出してくれるんだ。そんな記憶を呼び起こしてくれる味わいです。
パンは無塩バターに唐辛子やローズマリー風味の塩を自由に混ぜ合わせるものと、海藻が練りこまれたバター。どちらも美味しかった。
パンに特色はなし。
連れの前菜はフォアグラのテリーヌ。外さなかった模様。
私は甲殻類のスフレ。スフレ自体にはそれほど甲殻類を感じることができなかったのですが、一方で、海老やウニがたっぷり使われていて実に贅沢な皿。もちろんクラシッククラシックしており、新鮮味などはどこにもありませんが、とにかく美味しい。嬉しくなっちゃう。
菊芋のスープ、具はエスカルゴ。スープ自体は印象なし。エスカルゴは舌触りも味わいも素晴らしい。
タイとホタテ。ガロニはホウレンソウ。ホタテなんかどこにあんねん!と一瞬考え込んでしまいましたが、うすーくうすーくスライスされ、ウロコのようにタイの身にのせられていました。ソースはカレー粉のようなオリエンタルな風味が効いていて妙味。レベル高いなあ。
連れのデセールはチョコ。うう、こっちのほうが美味しそう。
私はアイスの盛り合わせ。バニラのようなシンプルなものは無く、なんとかベリーのようなややこしい味ばかりだったので、善し悪しを判断できず。オレンジのスープは安定して悪くなかった。
ローズマリーのマカロンとコーヒー。ディネだとミニャルディーズがワゴンで供されあげぽよなのですが、昼だとこれだけ。ちょとガカーリ。ちなみに、私はコーヒーに何も入れない派なのですが、この砂糖の棒が下のショップで1本300円ぐらいで売られているのを発見してしまい、なんだか損をしたような気分。私は小物なのである。

いやー、美味しかった。大好き、クラシックなフレンチ。大満足でした。ただ、若者や女子にウケるかどうかは疑問。正統派すぎるんですよね。北島亭とかイノとかが好きなおっさん数人で来るのが良いかもしれません。


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