地中海・エーゲ海クルーズvol.12～船内エンターテインメント～

私はチャームポイントは？と問われれば「歯、および脚」と答えるようにしています。矯正なんてしたことないのに、入れ歯のように歯並びが良く、モモは名古屋コーチン並のシャープさで、膝から下はそこらの女子高生よりも全然細いからです。

クルーズ船では同時多発的に様々なイベントが開催されています。既にご紹介したものの他、オセロ大会やクイズ大会、ビンゴ大会、コメディショー、ジャグリング、カラオケ大会、ダンスパーティーなどなど、ありとあらゆるエンターテインメントが無料で楽しめます。

自室のテレビで船紹介チャンネルを眺めていたら、なんと前日に開催されていた「男女対抗プールでチキチキゲーム大会（ポロリなし）」の模様が。やべー楽しそう！逃してしまったー。

他に似たようなの無いかなーと船内新聞を吟味してみると、「Men's Sexy Legs Competition」の一文が。 当然に出場しました。ルールはカンタン。音楽にあわせてひとりづつ水着姿でプールサイドを一周し、観客に自分の脚をアピールするだけです。最終的には3人の女性審査員に、持ち点5点の0.1点刻みで採点され、合計得点を競います。

私は3番手での出場。数百人のギャラリーの中、「○○○～（私の名前）！フローム、ジャパーン！！」「ウオー！」「ヒュー！」「キャー」うーん、めったに味わえないぞこのシチュエーションは。自分なりに頑張ったんですが、照れを隠せず、3.1、3.2、3.6という、ごくごくつまらない結果に終わりました。

6番手ぐらいにおじいちゃんが出場してやんややんやの大喝采で5.0、5.0、5.0の満点。自分大好きムキムキマッチョマンが出てくると、ブーイングの嵐で最低点数。大トリのおっちゃんがすっぽんぽんになり、10.0、10.0、10.0のお祭り騒ぎでイベントは終了。

アメリカ人はすごい。何なんだこのストーリー性は。音楽とマイク一本とアドリブでこんなにも盛り上がるイベントをこなしてしまう。審査員なんてそこらへんのデッキで寝てたねーちゃんだぜ？なのに申し合わせたかのようなオチの付け方。テレビ番組みたい。

アメリカ人と働いていたときにすごく思ったのですが、彼らは本当にアドリブに強い。なんでもないオッサンが、パパパとパワポで簡単な資料を作って、それを基にユーモアを交えながらベラベラ話すのを見て、うわ絶対おれにはできねーと、衝撃を受けたのを思い出しました。

ちょうどワールドカップ期間中だったので、最も盛り上がったイベントはプールサイド巨大スクリーンでのサッカー中継だったのですが、個人的には本イベントが最も印象的で、色々と考えさせられました。

このエントリーをはてなブックマークに追加 食べログ グルメブログランキング
「地中海・エーゲ海クルーズ」シリーズ目次
子育て中のイラストレーターが漫画でクルーズの素晴らしさを伝えるエッセイです。クルーズ旅行って、高級なイメージがありますが、子連れなどの場合は総額では割安になることが多い。そのような事実や基礎知識を非常に解かり易く著している良本です。クルーズをまだ一度も経験したことが無い人が読むに打ってつけ。
関連記事
旅行が好きです。油断するとすぐに旅に出ます。楽しかった大型旅行の先頭記事をまとめました。リンクに飛んでから、順々に次のページをめくって頂ければ幸いです。